2016/03/11
10月15日から公開される朝井リョウのベストセラー『何者』の映画化に、佐藤健、有村架純、菅田将暉ら若手実力派俳優陣が出演することが分かった。
『桐島、部活やめるってよ』で、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した、朝井リョウによるベストセラー『何者』。就職活動を通して自分が「何者」なのかを模索する5人の大学生を描いた作品で、読者からは「リアル過ぎる!」、「就活中に読んだらマジ凹んだ…」など様々な声が寄せられている話題作だ。本作のメガホンを取ったのは、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、『愛の渦』といった映画で高い評価を得ている、演劇界の若き鬼才・三浦大輔監督。演出に関してかなり厳しいと言われている三浦監督のもと、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ら豪華キャストが集結し、一筋縄ではいかないリアルな青春物語に挑戦する。撮影開始前に、出演者たちは実際の企業での就職活動を体験したという徹底ぶり。三浦監督による入念なリハーサルを経て2月下旬よりクランクインし、約1ヶ月間の撮影を行う予定だ。
◎朝井リョウコメント
『何者』は、読者の反応がこれまでの著作と大きく違いました。共感した、考えさせられた、では収まらない何かを、読者が私にぶつけてきてくれた感覚がありました。単行本刊行から四年を経て集結してくださったスタッフ・キャストの方々は、あのとき受け取ったエネルギーを更に強大にしてぶつけ返すには十分すぎるほどです。心の形をした爆弾のような映画が出来上がる予感がしています。
◎佐藤健(二宮拓人役)コメント
クランクイン前に何日間かキャスト全員が集まってリハーサルをやらせていただきました。にも関わらず撮影当日もまた鬼のようにリハを繰り返す、舞台稽古のような現場です。三浦監督のもと、キャスト一同三浦組の劇団員になったつもりで残りの撮影も全力を尽くしたいと思っております。この一筋縄ではいかない原作を、この一筋縄ではいかないキャスト、スタッフのみなさんと映画化できることを嬉しく思います。さて、どんな映画が出来上がるのでしょうか。ご期待ください。
◎有村架純(田名部瑞月役)コメント
この度、映画『何者』に出演させていただくことになり、役作りのための経験として就職活動の体験をさせていただきました。エントリーシートの記入や、面接官との質疑応答など、味わったことのない空気の中、周りの友達はこのような経験を経て社会に出るのだと改めて感じると共に、自分自身がどうあるべきかを考えさせられました。就活生5人、同じ舞台でお芝居をすることが楽しみですし、たくさん刺激を受け、たくさん吸収したいと思います。とてもおもしろい作品になりそうだとワクワクしています。皆さんと精一杯頑張ります。
◎二階堂ふみ(小早川理香役)コメント
同じ世代間で感じる社会との距離や自分との向き合い、様々な感情が渦巻く『何者』。面白い作品にできたらと思います。三浦組、とても楽しみです!
◎菅田将暉(神谷光太郎役)コメント
想像を絶する群像劇。想像を絶するギターボーカル。想像を絶する就職活動。絶しまくりのスタートでしたが、神谷光太郎の“まっすぐさ”を武器に、今、凄くワクワクしています。現場では毎日、佐藤健くんがニヤニヤしています。これは何かありますね(笑)。何だか面白くなりそうな予感があります。予感で終わらせないように、ビシッとかましてやります!
◎岡田将生(宮本隆良役)コメント
宮本隆良。なかなかの曲者です。この曲者を三浦監督とどう創っていくか。撮影は始まっていますが、確実にいいキャラクターになる自信があります。この作品のいいスパイスになれるよう頑張っていきたいと思います。
◎山田孝之(サワ先輩役)コメント
以前から三浦監督とはお仕事をしたいと思っていたので、今回お声掛け頂いてとても嬉しく思っています。噂には聞いていましたが、現場ではなかなかOKが出ず、何度も何度も最善を目指しテイクを重ねていますが、芝居を細部まで突き詰めさせてもらえるチャンスだと思い、必死について行っています。と、言いたいところですが実際はスターキャストが集まっていてヒット作の匂いがしたので便乗したと言うのが事実です。
◎作品情報
『何者』
2016年10月15日(土)より全国ロードショー
監督・脚本:三浦大輔
原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)
出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
(C)2016映画「何者」製作委員会(C)2012 朝井リョウ/新潮社
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