2016/02/16
2月27日に日本公開される、アメリカ沿岸警備隊史上最も不可能な救出劇を描いた『ザ・ブリザード』で、カーター・バーウェルが手掛ける音楽に称賛が集まっている。
荒れ狂う冬の大西洋で起こった遭難事故で巨大タンカーに残った生存者32人を、定員12人の救助艇で救出に向かう船員4人の救出劇を描いた『ザ・ブリザード』。アメリカ沿岸警備隊史上最も偉大で、最も不可能な救出ミッションとして、今でも語り継がれているSSペンドルトン号の救出劇を基にした感動ストーリーだ。
手に汗握るストーリーをさらに盛り上げるのが、『キャロル』で【本年度アカデミー賞】作曲賞にノミネートされている作曲家カーター・バーウェルが手掛ける劇中音楽だ。カーター・バーウェルは、コーエン監督兄弟をはじめ、多くの有名監督たちから音楽を依頼される人気作曲家で、【2007年度アカデミー賞】で4部門を受賞した『ノーカントリー』では、静けさに迫る恐怖感を見事に表現した。これまで担当した『トワイライト』シリーズや『かいじゅうたちのいるところ』など、彼が音楽を担当した作品を観た人々からは、「音楽が綺麗で印象的…」、「思わず泣いてしまった」など、感動と絶賛の声も上がっている。本作の監督グレイグ・ギレスピーも、彼の音楽に魅了され涙を流した一人で、バーニー(クリス・パイン)とミリアム(ホリデー・グレンジャー)が初めて出会うオープニング・シーンを観て、「それは愛のテーマ曲なんだ。思わず僕は泣かされたよ。とても心地よく、シンプルで、詩的だった。そこから映画の残りすべて、圧倒的だったよ」と語っている。
またバーウェルの音楽は、過酷な救出に挑む救命艇の船長バーニーや、タンカーの沈没を防ごうと奮闘する機関士シーバート(ケイシー・アフレック)らの複雑な心情を助長しているともギレスピー監督は説明した。「彼の音楽はいつも、ものすごく複雑。まるですべてが同時に存在するみたいなんだ。希望があって、ドラマチックで、悲しくて、気まぐれ。同じ瞬間にいろんな違う響きが演奏されるんだ」と、救助に向かう男たち、救助を待つ男たち、帰りを待ち続ける家族や恋人など、同じ瞬間に様々な思いが交じり合う本作の世界感を表現していると語った。
◎『ザ・ブリザード』予告編
https://youtu.be/AGlMC9hvSqo
◎公開情報
『ザ・ブリザード』
2016年2月27日(土)より全国ロードショー
監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:スコット・シルヴァー、エリック・ジョンソン、ポール・タマシー
出演:クリス・パイン、エリック・バナ、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、ホリデー・グレンジャー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像