2016/02/15
角川映画40周年記念作品として注目されている映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』(3月5日全国ロードショー)。2月14日にT・ジョイ博多、TOHOシネマズ天神、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13の3劇場にて、本作の先行上映会が実施され、橋本環奈と武田鉄矢による弾丸凱旋舞台挨拶が行われた。以下、公式レポート。
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13では、橋本と武田という福岡出身者が揃ったという事もあり、オール博多弁での舞台挨拶を敢行。橋本環奈から恩師 武田鉄矢へ福岡のご当地グルメである明太子が入ったバレンタインチョコのサプライズプレゼントも披露され、地元ならではの粋な演出に、会場も一層盛り上がった。
<一言挨拶>
橋本:みなさまこんにちは。星泉役を務めました橋本環奈です。みなさんご多忙の中お越しいただきありがとうございます。今日は上映後ということで……皆さま、この作品どげんやった?(会場から大きな拍手)
武田:橋本さんを下から支える若頭を演じました。若い人と仕事すると面白いとですよ。私の人生は、新星・時代の先頭を走るアイドルの伴奏者としての出会いが多いとです。今まで私の横を多くのアイドルが通り過ぎていきました。橋本さんは単にアイドルとしてだけではなく、これからアクトレスになる人だと思っています。
<MCによるQ&A>
MC:今日はこの衣装(橋本はセーラー服姿で登場)につかまれた人も多かと思いますが、これは撮影中に着とった衣装?
橋本:そうです、これは撮影の時に着とった衣装です。
MC:じゃあこれで転げ回って傷つけられて?
橋本:そうですね、けっこうアクションが多かったですね。・・・博多弁いざ使うとなるとむずかしいですね(笑)メンバーや友達とかとだと出るっちゃけどね。
MC:おー、キタキタキタ。博多のおばちゃん(MC)としては博多弁を忘れてないか心配していたので、安心しました。
橋本:そげんことなか!
MC:撮影中に武田さんが相当アドリブかましてきんしゃったって聞きましたけど。
橋本:そうですね、いきなり本編撮影中に歌い出した時はちょっと笑っちゃいましたね。
武田:やることやっとかんと。ギャラもらってんですから。やはり職業意識ですよ。私は数々の事件を巻き起こしておりまして、アドリブは非常に嫌われる人には嫌われたんですよ。浅野温子さんとか(笑)。環奈さんにも話したんですけど、やっぱりカチンコ鳴ったらスポーツと一緒ですから。頭で考えたら、絶対お客さんがバカにするようなシーンになるんですよ。反応することです。セリフに追われず、どう反応するかですから。この子は(アドリブに)やり返してきましたから! そのことが大事なんです。(画面から)消えていなくなってもまだ芝居が残っているっていう。(自分も)そのことをたくさんの人から教えられたんですよ。渥美清さんとか高倉健さんとか。この子にも伝えたいじゃないですか。
MC:橋本さんはどうやってアドリブ返ししたんですか?
橋本:たくさんアドリブをされてて、改めて映画を観ると、それが一つのアクセントになっていて。メダカカフェのシーンもけっこうアドリブなんですけど、アドリブには返したい気持ちがあって、いつカットがかかるかわからないのが楽しかったです。
MC:武田さんから見て、橋本環奈さんの演技はどげんでした?
武田:今まですれ違ってきたアイドルとはケタが違いますね。今までの子が1だとすると、環奈さんは100のケタです。この後も引き続き勉強をして、感性を磨いていくのだと思いますけど。そして舞台度胸を持っていて、それがスタートからあるのはすごいです。環奈の出来いかんで映画の良し悪しが決まるということなので、環奈は責任を負わされてプレッシャーが辛かっただろうと思うけど、それだけ期待されているという事ですよね。
共演者たちも全力であたるんですよ。武田のアドリブなんてかわいらしいもので、環奈に向かってコップを投げつけたアドリブがあったんですよ。
橋本:あれ市役所(ロケ地:高崎市)だったんですよね。
武田:窓のブラインドにコップが突き刺さったんですよ。あれ弁償したんだよな。彼(安藤政信)もテンション上げているから、なかなか下がらないわけよ。そこに長谷川(博己)も被せていって、だんだん狂気になっていく。みんな狂気をにじませて、この子の前で殺し合いが始まるという。
橋本:ハードでしたね。
MC:武田さんとは共演前後で印象変わりましたか?
橋本:福岡の胸を張れる大先輩と一緒に演技ができて嬉しかったです。休憩中もアドバイスをいただきました。機関銃のシーンで、現場の誰もが大事なシーンということで張りつめていて、私も緊張していたんですが、武田さんから「主演なんだから何回でもやっちゃいなよ」と言われて、気持ちがラクになりました。
<サプライズ・バレンタインプレゼント>
MC:橋本さんは今日はそんな恩師である武田さんに感謝の気持ちを伝えたいんですよね?
橋本:今日はバレンタインデーじゃないですか。武田しぇんしぇいに福岡といえば! 名物・めんたいこのチョコをプレゼントしたいと思います。
武田:(照れながら受け取って)ありがとうございます。
MC:武田さん、顔が今一気に笑顔になりましたよ!
<最後のご挨拶>
橋本:私にとって生まれ育った福岡。映画の撮影後に帰ってきた時、みんながほんとに温かく迎えてくれて、ふるさとだなと改めて感じました。そんなふるさとでこうやって映画を披露できたことをうれしく思っています。いよいよ来月から公開なので、みなさん応援よろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。
博多弁が出ると会場は和やかな雰囲気に。退場の際も会場に深々とお辞儀をして、お客さんに感謝を伝えていた橋本。キラキラとした目、とびきりキュートな笑顔で手を振るその姿にファンは最後までメロメロだった。
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