2016/01/12
舞台「JAM TOWN」の公開稽古&囲み取材が12日、神奈川県横浜市で行われ、出演者の筧利夫、松浦雅、水田航生、東風万智子、藤井隆と原案・演出を手掛ける錦織一清が出席した。
本作は、“ヨコハマ”に生きる人々の出会いと別れをエンタ-テインメント性豊かに描く。主人公のマスタ-橘祐司を演じる筧は「錦織さんの演出作品で、とうとう“世界の錦織”になる。今は早く(初日の)明日が来ないかなと思ってわくわくしています」と手応えを語った。
錦織ならではの驚きの演出を問われた藤井は「振り付けの先生とお二人でダンスについてディスカッションしていて、さっと踊るところを見るとやはりびっくりします」と錦織直々の振り付け指導に感動したことを明かした。
錦織から目線をもらってときめいたという松浦も「ボ-カルチェックの時に錦織さんがステ-ジの真ん中で踊っていて、『いやん!』と思いました」とメロメロになったという。
この日の藤井は、ポスタ-写真とは異なる茶髪のボブ風カットになっており、報道陣からの視線を一身に受けると「地毛です。もちろんです」と得意げに髪をなびかせた。かたくなにウィッグであることを語らない藤井に錦織は「衣装合わせの時に見て、やりやがったなという感じでした」と笑い、藤井は最後まで「ただただ毛質が良くなっただけ。椿油のおかげかな」ととぼけてみせた。
また、錦織は「水田くんと雅ちゃんのデ-トシ-ンみたいなところは、僕は何も言っていないけど、日に日に変わってきている。二人は本当に怪しいんじゃないかというぐらい」と芝居の仕上がりに太鼓判を押した。苦笑とともに横に首を振った水田は「二人で話してこそっと練習しました」と語り、松浦も「二人ともこっそり練習するタイプなので、よけいにそう見えたのかも」と影の努力の結果に自信をのぞかせた。
座長の筧は「おまえら付き合うんじゃないぞと、そういうことがないように目を光らせていますよ。舞台の時ってよくあるんですよ。写真を撮られたり」と声を大にして笑いを誘った。
さらに「不倫もいけませんよね」と突っ込まれると、元夫婦を演じる東風に目配せして「僕らは付き合っていませんよ。だから舞台の上で抱き締められるのがうれしくて仕方がない。舞台の上では合法! 本当に舞台って素晴らしい!」とオ-バ-に喜びを語っていた。
舞台はKAAT神奈川芸術劇場〈ホ-ル〉で13日~30日に上演。
(左から)東風万智子、松浦雅、筧利夫、藤井隆、水田航生
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