2015/12/23
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位には、並み居る新譜を退け、清塚信也のピアノ・ソロ・アルバム『あなたのためのサウンドトラック』が返り咲いた。11月4日のリリースから今週まで7週連続のチャートインとなり、着々と記録をのばしている。12月はピアノリサイタルの他、舞台やディナーショー、ジルベスターやニューイヤーのコンサートを経て、1月9日にはビルボードライブ大阪でアルバムリリースの記念ライブを行う。まだまだ上位チャートインの連続記録更新を期待できそうだ。
第2位はカール・ベームとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による『モーツァルト:後期交響曲集』のSuper Audio CDハイブリッド化した3枚組ボックスセットがチャートイン。20世紀のモーツァルト解釈が腑に落ちる重厚さと豊潤な響きが往年のファンの耳を捉えている。第35番「ハフナー」第38番「プラハ」第41番「ジュピター」など、今までSACD化されていなかった後期交響曲がまとめて収録されている。
第3位には、古澤巌『愛のツィガーヌ~あなたを想い続けて~』が6週ぶりに、大きく順位を上げてチャートイン。本作は7月8日にリリースされ、ベルリン・フィルの選抜メンバー「ヴィルトゥオーゾ」と録音した2度目のベルリン・レコーディングとなっている。この秋、ベルリン・フィルアンサンブルが来日し、ファン待望のリリースコンサートがに3公演行われ、12月19日に全公演を終えたばかり。ナマの音に接してアルバムに手が伸びた来場者が多かったことを思わせるチャートインとなった。
text:yokano
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