2015/12/14
歌手デビュー40周年を迎える舘ひろしが、12月13日 ブルーノート東京にて一夜限りのプレミアムライブを開催した。
デビュー40周年のアニバーサリーイヤーを迎えた舘ひろしが、全レーベルの垣根を越えた初のオールタイムベストアルバム『ANTHOLOGY ~40th ANNIVERSARY BEST ALBUM~』をリリース。その発売を記念してブルーノート東京に初登場した。当日はクリスマスムードが漂う会場に黒のタキシードでダンディに決めた舘が登場、「DANCE AWAY」を歌い始め、一夜限りのライブがスタート。「こんばんは舘ひろしです。本日は本当にようこそおいで下さりました。なんか、40周年ということで、自分では実感はないのですが、もう40年もやってるのかと。こうしてやっていられるのは皆さんのお陰だと思います。」
プレミアムチケットを手にした観客に挨拶すると、「口紅」「can’t help falling in love with you」「甘い生活」と3曲立て続けに楽曲を披露し、クールスのデビュー曲「紫のハイウェー」(1975年)をJAZZヴァージョンで歌唱、会場の人々を魅了した。その後「恋のテディボーイ」(1976年)「プールサイド・スキャンダル」(1981年)とデビューから初期時代に発表していた曲等を歌唱すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
そして石原裕次郎の没後25年を記念し、裕次郎の選りすぐりのヒット曲をカバーしたアルバム『HIROSHI TACHI sings YUJIRO』(2012年)から「嵐を呼ぶ男」「二人の世界」を歌い終えると、「石原さんのカバーをやっているレコーディングで、なんか石原さんと会話している、そんな気分になったのを覚えています」とコメント。
さらに、40周年をお祝いして駆けつけたスペシャルゲスト 浅野温子を呼び込んだ。彼女がデビュー40周年をお祝いする花束をプレゼントすると「“えっ舘さん40歳”と本当にびっくりしました。いろんな意味で、現役感バリバリで。(笑)たっちゃんにいつも「うるさい」、「いい女をやれ」、「いい女の服を着ろ」と言われ、今日は声のトーンを低くして、こんなドレスにしてみました。たっちゃんが、ちゃんと歌詞を間違えないで、かっこよくできるのかなと思ったけど、かっこいいね。いつも言いますが、無駄にスタイルいいでしょ。でも本当無駄なんです。(笑)もうすこしするとカオルが出てきちゃうんで。もうこの辺でいいでしょ?(笑)これからも頑張ってください!」とコメントすると会場からは大きな笑いがおこった。
二人はドラマ『なるようになるさ』(TBS)で夫婦を演じ、そして1986年から続く『あぶない刑事』シリーズでは約30年の付き合い。舘は「オンコ」、浅野は「たっちゃん」とお互いを呼び合う仲。来年1月公開の映画『さらば あぶない刑事』でも息の合ったコンビネーションを見せており、大ヒット間違いない素晴らしい作品に仕上がっている。
その後、映画のエンディングでも使用されている「冷たい太陽」を披露し、1985年舘ひろし大ヒットソング「泣かないで」を歌うと。会場からは大歓声。大きな拍手とともにアンコールが沸き起こる場内に再び登場すると、ソロデビュー曲「朝まで踊ろう」で一夜限りの【HIROSHI TACHI "JUST ONE NIGHT" - Debut 40th Anniversary Special Live -】は終了した。
ステージを終えた舘は「今日はファンの人のあったかさを感じました。幸せ者だなと思います。40周年と聞くとがっかりしちゃうんだけどね(笑)。本当に素晴らしい機会を与えてくださって感謝してます」と感想を述べた。
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