2015/11/27
avex初のアイドル専門レーベル iDOL Streetににおいて最もグローバルな展開をしているグループ チキパことCheeky Paradeが、3か月連続で行う六本木ニコファーレでの定期ライブ【THE INNER MUSCLE 】の第1回“Vol.1「Back to the Future」”を11月21日に開催した。
TOKYO IDO LIVEとタッグを組んで行う今回の定期ライブは、それぞれ副題に名作映画タイトルを冠し、毎回完全に演出を変えて行う実験的な企画ライブだ。その初回となった11月21日の公演では、2部でアップアップガールズ(仮)との2マンライブを敢行。共にライブステージが主戦場のハイボルテージなグループゆえ、激しいパフォーマンスの応酬で両者のファンを熱く盛り上げた。
一方、“Back to the Future”と冠した1部のステージは、スティーブン・シマザキバーグに扮した島崎莉乃が、フリップを手にした渡辺亜紗美を従えて登場。独特のタッチで描かれた手書きのフリップをめくりながら映画のあらすじを紹介すると、360度に広がる会場のスクリーンに時系列を表す映像が表示される。そして2014年3月に品川ステラボールで行ったワンマンにタイムトリップすると、メンバー9人は当時のイントロ、映像、衣装で登場し、同年4月に発表したナンバー「C.P.U !?」から「チェケラ」「チィキィ ファイター」とライブ必殺のチューンを繰り出していった。
続いて同じくかつてステラボールでも披露したカラフルな衣装に着替えると、チーム内ユニット曲である「恋テレポーテーション」「宇宙飛行センセーション」「年上コイモヨヲ」はユニットをシャッフルして披露。さらには既存曲の歌詞やサウンドをいたる所に配した異色曲「dIscovery」では、スクリーン上に歌詞を表示してエモーショナルな一幕をと、盛りだくさんのステージを続けていく。
そのまま時系列ごとに振り返るライブが続くと思いきや、中盤からは年号を表していたカウンターがエラーをきたしたような演出から、昨年のニューヨーク最大の音楽と映画の祭典【CBGB】出演時の映像を背に、そのステージでミュージックビデオを撮影した「CANDY POP GALAXY BOMB!!」を披露。同曲のパフォーマンス中には、メンバーが徐々に衣装を早着替えをし始め、曲終わりで全員が着替え終わっているというテクニカルなアクトもと、“実験的な企画ライブ”と銘打つに相応しいアグレッシブな演出が続いた。
ただ、古いファンの多くにとって最も印象的だったのはアンコールだろう。本編終盤をノンストップで畳み掛けて最高潮まで達した後、スクリーン上に再登場した例のカウンターは、彼女たちが結成した日である2012年2月19日を指す。すると9人は、チーム初お披露目からインディーズ時代、毎週のように続いたイベントライブで奮闘していた時代の衣装で登場したのだ。
歌った曲は「Cheeky dreamer」。結成当初から存在する代表曲中の代表曲だ。あれから3年以上の時の中で、大きな成長を刻んだことを証明するように、ハイレベルな歌唱力とダンススキル、そして全力を出し尽くすフルスロットルのライブ力でパフォーマンスした彼女たち。新たな挑戦となる3か月連続企画ライブの第1回は、大成功と呼ぶに相応しい盛況を迎えたのだった。
なお、当企画ライブは12月26日にVol.2「天使にラブソングを」、2016年1月15日にVol.3「地獄の黙示録」と、同じ六本木ニコファーレを舞台に続いていく。
◎Cheeky Parade定期公演【THE INNER MUSCLE】
会場:六本木ニコファーレ
11月21日(土) Vol.1「Back to the Future」
12月26日(土) Vol.2「天使にラブソングを」
<2016年>
1月15日(金) Vol.3「地獄の黙示録」
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