2015/11/18 09:00
11月20日にアルバム『25』をリリースするアデルの先行シングル「ハロー」が、3週目のNo.1をマークした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。
初登場で110万ダウンロードを記録し、先週、そして今週も引き続き高セールスを記録した「ハロー」。通算200万ダウンロードを獲得し、PVの再生回数は間もなく4億回に到達、たった3週ですさまじい記録を打ち出している、アデル。今週金曜にリリースされるアルバム『25』の首位獲得は当然だが、その初動枚数に注目が集まっていて、初週200万枚突破という、歴代記録を塗り替えることも期待されている。次週も「ハロー」が4週目の首位をマークし、アルバムが初登場する2週先には、シングル・アルバムの2冠を達成することは間違いないだろう。
先週の金曜、13日に同時リリースされた、ジャスティン・ビーバーの『パーパス』と、ワン・ダイレクションの『メイド・イン・ザ・A.M.』からは、それぞれ収録曲が3曲ずつランクインしている。『パーパス』からは、2ndシングルとしてリリースされた「ソーリー」が再び3位に上昇し、初のNo.1をマークした「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」が6位に、そして「アイル・ショウ・ユー」が27位にジャンプアップした。
ワン・ダイレクションの『メイド・イン・ザ・A.M.』からは、この夏からロングヒットを記録している「ドラッグ・ミー・ダウン」が29位に、「パーフェクト」が40位、「ヒストリー」が65位に初登場した。週末の売上(実売)ではワン・ダイレクションがやや優勢であったが、ストリーミング・ポイントや単曲のダウンロード数をアルバムのポイントに合算すると、次週のアルバムチャートではジャスティン・ビーバーが巻き返し、首位デビューする可能性が高くなってきている。
12月4日にリリースされる、コールドプレイの7thアルバム『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』(全世界同時リリース)から、先行シングルとしてリリースされた「アドヴェンチャー・オブ・ア・ライフタイム」が55位にデビューした。ビヨンセやリアーナ等を手掛けるノルウェーのサウンドチーム、スターゲイトが手掛けたナンバーで、エレクトロ色の強いポップナンバーに仕上がっている。11月5日にリリースされた、オーディオビデオが500万回再生を記録しているが、公式ビデオがリリースされれば、ストリーミングポイントと、アルバムプロモーションの効果を受け、さらにランキングを伸ばすことも期待できる。
今週、TOP10デビューを果たしたのは、エル・キングの「エックスズ・アンド・オーズ」。エイミー・ワインハウスを彷彿させる、ドスの効いたパワー・ヴォイス系のシンガーで、この曲で自身初のTOP10入りを果たした。来年のグラミー賞でも、受賞は濃厚かとささやかされいる注目のシンガーで、今週のTOP10入りを期に、一気にブレイクするかもしれない。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、18日22時以降となります。
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