2015/11/07 12:00
今週も新譜が続々と上位にチャートイン。首位を競り合ったのは、乃木坂46、Perfume、μ'sという3組のアイドル・グループ。勝負は列挙した順で、乃木坂46の「今、話したい誰かがいる」に軍配が上がった。
では、なぜこの競合の中で乃木坂46が競り勝ったのか。チャートの動きを見てみると、かなり早い段階からチャートインしているのがわかる(【表1】)。この一番の要因は、ツイッターの指数だ(水色のグラフ)。おそらく、ジャケットを初公開したタイミングで一気にはね上がり、握手会の発表やテレビ出演告知など、細やかに情報を出し続けることによって、常に上位にランキング。加えて、ショート・ヴァージョンを先行で配信することによって、売り上げでも前週にすでに13位にランクイン(紫色のグラフ)。発売週は一気にフィジカルの売上を加算し、堂々の1位を獲得した(青のグラフ)。
乃木坂46に比べて、少し出遅れたPerfumeの「STAR TRAIN」は、残念ながら2位(【表2】)。とはいえ、前週の42位から一気に2位までアップしているので、瞬発力はすごい(青のグラフ)。こちらもツイッターで健闘しており、ドキュメンタリー映画のネタなどで2週前には8位、発売週では6位と上位に付けた(水色のグラフ)。しかし、やはり強かったのがラジオでのオンエア回数(緑のグラフ)。前週には7位、発売週は堂々の1位を獲得した。順位の勝負は付いてしまったが、音楽ファンにしっかりと評価されていることにあらためて気付かされたチャート・アクションといっていいだろう。text by 栗本斉
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