2015/11/02
倉木麻衣が、先週末にJR大阪駅でサプライズライブを敢行し、その公式レポートが到着した。
週末の賑わいを見せるJR大阪駅。その象徴としてもお馴染みの時空(とき)の広場に突如特設ステージが現れた。何かが起こりそうな雰囲気に人々が集まる中、17時司会者のアナウンスが始まる。
「これより 、【あしたセレンディピティLIVE】を始めさせていただきます。本日はJR西日本山陽新幹線全線開業40周年を記念した関西ブランディングプロモーションの 一環として、【あしたセレンディピティLIVE】をご覧いただきます。セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、思いがけない予想外のものを発見するという意味がこめられています。今回、このライブでパフォーマンス頂くのは、国内外の様々なダンスイベントでの受賞歴もあり、テレビ・CM・各種ショーなどから多数のオファーを受ける日本を代表するダンサー、黄帝心仙人(コウテイセンニン)とアニメーションダンスユニット「タイムマシーン」の皆さんです。黄帝心仙人とタイムマシーンの皆様が、「新幹線でのセレンディピティな旅」をテーマに、新幹線で行く旅の風景をアニメーションダンスで表現するという中々見ることができない、圧巻のパフォーマンスとなりますので、どうぞ最後までお楽しみください。更に、皆さんがご存知のスペシャルゲストも登場します。それでは【あしたセレンディピティLIVE】のスタートです。
スペシャルゲストへの期待が高まる中、アニメーションダンスが始まる。バックに映し出される映像とダンスは新幹線車内をイメージされ、車掌が現れ乗客が徐々に席についていく。そしてその一人として中央の席に腰掛けたのは……なんと乗客に扮した倉木麻衣。集まった多くの観客からはどよめきが上がった。軽快に同キャンペーンのイメージソングにもなっている「Serendipity」が流れる中、本人はゆっくり立ち上がり歌い出す。歌いながらアニメーションダンスと絶妙に連動していくステージ。操り人形のような仕草で乗客に扮したダンサー達を操っていく倉木とダンサーとの息はぴったりだ。まるでステージ上の新幹線車内が「セレンディピティ」の魔法に掛かったような演出はぞくっとするほど素晴らしく、まさに圧巻。見ていた観客もうっとり酔いしれていく。印象的な振りつけが倉木とダンサーの一体感も増すサビ部分が繰り返され、キラキラ輝くステージは幸せに包まれていった。
自己紹介で大歓声が巻き起こった後、「黄帝心仙人さんとのコラボレーションは楽しみにしていたのですが、思った以上にクリエイティブでアーティスティックでそしてメッセージ性がある振り付けで、とっても感動しました」と披露したばかりの「Serendipity」のLIVEを振り返る倉木。一言一言に歓声が上がる中、続いて彼女代表曲「Love, Day After Tomorrow」、「always」が披露された。LIVEでもお馴染みのこの定番ナンバーが流れるとフリースペースの観客はどんどん膨れ上がっていく。「always」の頭上で大きく手を左右に振るサビ部分が繰り返され曲のエンディングを迎えると、会場は大きな歓声に包まれた。
会場の興奮が冷めやらぬ内にMCが登場し、倉木と黄帝心仙人へのインタビューが始まった。印象的な「Serendipity」サビについて黄帝心仙人が「セレンディピティバードの動きと新幹線の流線型をイメージして振り付けをしました」と答えると会場内は興味津々の客が身を乗り出すようにトークに聞き入っていく。「せっかくなので…」とサビ部分の振り付けレクチャーが始まり、楽しそうに振り付けをやってみる参加者はどんどん広がっていった。
次は倉木のインタビューが始まる。「あしたセレンディピティ」キャンペーンコラボカフェの特別メニューを昨日試食したという倉木が「どれもとっても美味しくて驚きました」と絶賛、また最近あったセレンディピティはとの質問には、今回共演させていただいた黄帝心仙人さんとは2010年の倉木ハロウィンライブで印象的なシーンに登場したピエロ役の振り付けを担当してもらったという驚きの接点を披露、今回の共演はまさにセレンディピティだったと語った。
トークも盛り上がる中、MCからの「せっかくご来場のみなさんにサビのダンスを覚えていただいたので、「Serendipity」をもう一度聴いてみたいですよね?」という思いがけない提案が投げかけられる。大きな歓声と拍手の反応を受け、倉木は「分かりました!では皆さん一緒に「Serendipity」を歌いましょう!」と会場に投げかけ、ステージと観客が一体となっての本日2度目の「Serendipity」が披露された。徐々に広がった人の輪はなんと約1,000人にまで膨れ上がり、夢のようなステージは幕を下ろした。
素敵な偶然に出会ったり、思いがけない予想外のものを発見するという意味の “セレンディピティ”。この夢のサプライズコラボレーションLIVEは、ここに居合わせたすべての人にとって、素敵なセレンディピティとなったに違いない。
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