五嶋龍が5代目の司会者を務めるテレビ朝日系『題名のない音楽会』が、10月4日9時に初回放送を迎える。

　五嶋龍は、7歳の時に佐渡裕との共演でコンサート・デビュー、2005年に17歳でドイツ・グラモフォンよりCDデビューし、ハーバード大学の物理学専攻卒業という幅広いキャリアを持っている。今年で放送51年目を迎える『題名のない音楽会』は、“世界一長寿のクラシック音楽番組”としてギネス世界記録の認定を受けている人気音楽番組先代司会者は、20年前のコンサート・デビューで共演した指揮者の佐渡裕であり、五嶋との運命的なバトン・タッチとなった。

　今回、番組史上最年少（27歳）で司会者に就任した五嶋は、番組記者会見にて「番組の伝統や歴史に敬意を表しつつ、どんどん進化させ、“ヒップ”にしていきたい」と抱負を語っており、若い感性と行動力で伝統ある番組をどうアップデートさせてゆくか期待されている。また、今回からは番組に“題名”が付けられることとなり、初回放送は「バッハをめぐる音楽会」をテーマに、スペシャルゲストに黒柳徹子を迎えて放送される。

　また、過去6枚のアルバムからの初のベスト・セレクション『リフレクションズ』が10月14日にリリースされる。五嶋本人の書きおろしブックレット・テキスト付で、「音楽を共に愉しもう！」という本人の想いをこもった作品に仕上がっている。photo (C) Ayako Yamamoto

◎番組情報
『題名のない音楽会』
毎週日曜日　朝9時～

◎リリース情報『リフレクションズ』
2015/10/14 RELEASE
UCCG-1722 2,500円(tax out)
[収録曲]
01. パガニーニの《ラ・カンパネッラ》の主題による華麗なる幻想曲（リスト）
02.ヴァイオリン・ソナタ 第５番《春》第１楽章（ベートーヴェン）
03. 美しきロスマリン（クライスラー）
04.愛の悲しみ（クライスラー）
05.愛の喜び（クライスラー）
06.ヴァイオリン協奏曲集《四季》から《春》第１楽章（ヴィヴァルディ）
07. ヴァイオリン協奏曲集《四季》から《冬》第２楽章（ヴィヴァルディ）
08. ヴァイオリンと管弦楽のための組曲 第１楽章（シンディング）
09. パガニーニアーナ（ミルシテイン）
10. ヴァイオリン・ソナタ 第９番《クロイツェル》第３楽章（ベートーヴェン）
11.ヴァイオリン・ソナタ 第４楽章（フランク）
12. タイスの瞑想曲（マスネ）
13. ツィゴイネルワイゼン（サラサーテ）