2015/09/15
毎週日曜日22時から、FM802にて2時間にわたってお送りしている音楽プログラム『MUSIC FREAKS』(22:00-24:00)は、“これからのブレイクが期待されるアーティスト”をコンセプトに、1998年のスタート以来、2組のアーティストが隔週交代で、1年間番組DJを務めてきた。
これまでDJを担当したアーティストはスガシカオ、岸田繁(くるり)、KREVA、絢香、越智志帆(Superfly)、阿部真央、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、川上洋平([Alexandros])、三浦大知。谷口鮪(KANA-BOON)ら多数。
現在はヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)と、いちろー(東京カランコロン)が担当しており、FM802のDJとして活躍している。この2アーティストが9月いっぱいで卒業し、10月からは新たなDJが登場することが発表された。来月10月より番組のDJとなるのは高城晶平(cero)と田邊駿一(BLUE ENCOUNT)の2組である。
これまでと同様に、アーティストDJの音楽の世界観を伝えることで、音楽がもっと好きになり「MUSIC FREAK」になるきっかけとなるような内容を盛り込んでいく。それぞれの初回は、高城晶平(cero)が10月4日、田邊駿一(BLUE ENCOUNT)が10月11日から、以後隔週で登場する。
◎番組概要
【MUSIC FREAKS】
放送曜日・時間:毎週日曜日22:00~24:00
DJ:高城晶平(cero)※10月4日スタート
田邊駿一(BLUE ENCOUNT)※10月11日スタート
◎コメント
高城晶平(cero)
このたびMUSIC FREAKSの新しいパーソナリティを務めることになりましたceroの髙城と申します。いきなりの2時間生放送レギュラーをやらせていただくということで、はっきり言ってものすごく緊張しております。きっとそのうち何かやらかすとは思うんですが、そこはぼくに白羽の矢をたてたFM802さんに責任を丸投げして(笑)、捨て身で取り組んでいく所存です!
ところで、ラジオを頻繁に聴く者同士の会話って、独特じゃないですか?
ぼくは実はこれまでラジオというものにあまり馴染みがなかった人間なんですが、そういう立場から見て、ラジオを愛聴する人たちのあいだには、どこかしら秘密めいた空気を感じるんです。昨日の放送について語り合っていても、なぜか言葉少なで伏し目がちみたいな…。あれはなんなんだろうと、かねてから思っていたんですが、こうして音楽家として関わるようになってなんとなくその理由がわかったような気がします。
つまり、ラジオっていうのは個人体験なんです。例外はあるけど、基本的には映画やコンサートのように集団で体験するものとは違う。同じ番組を聴いていても、それぞれにパーソナリティとの一対一の関係があって、なおかつゆるくリスナー同士で共有もされている。絶妙に風通しの良い聖域。現代の多くのメディアが喧騒とノイズにまみれているのに対して、ラジオには比較的しずかな時間が流れています。それが、あの秘密めいた空気を育んだのかな、と。
だとすれば、ぼくがすべき仕事はひとつ。そのしずかな聖域を守るだけです。ラジオまでうるさくなってしまったら、逃げ場がなくなる人が結構いっぱいいるんじゃないでしょうか?そういう人たち一人一人とラジオを通して秘密の友達になれるような、そんな番組にしていけたらいいな、と考えております。
不慣れなラジオパーソナリティではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
田邊駿一(BLUE ENCOUNT)
僕は学生の頃、学校に行っても孤独ばかり感じていていつもいろんな物事から逃げてばかりで。でもそんな自分を救ってくれたのはラジオでした。ラジオから流れる音楽やパーソナリティの方々の声を聞くだけで嫌な出来事から解放されていたことを今でも覚えています。そんな聞く側だった自分が、今度はしゃべる側って、めっちゃ興奮してます。
インディーズの頃、たくさん大阪でライブをしてたのに全然お客さんが増えなかった時期がありました。東京から何度も通っても全然増えない負のループ。「もう大阪に行かない方がいいのかな...。」学生の頃の弱い自分が顔を出しました。でもそんな時にFM802さんが僕らの曲をかけてくれました。メンバー全員で喜びました!「ラジオで聴いて気になってライブ来ました!」という人たちがたくさん来てくれて、そこから大阪でのライブ動員が少しづつ増えたんです。再び僕はラジオに救われた気がしました。
そしてこの度、「MUSIC FREAKS」という大きなチャンスをいただきました。あの時、ラジオに助けてもらった僕ら。今度は僕らが誰かの支えになれるように「ラジオの力」を信じて最大限頑張ります。全てが手探りですが、手探りだからこそできることに挑戦していきます!
今度は僕がラジオを通して誰かの糧になれるように、熱血に歩んでいきます!
◎プロフィール
高城晶平(cero)
様々な感情、情景を広く『エキゾチカ』と捉え、ポップミュージックへと昇華させるバンド「cero」のボーカル/ギター/フルート。ceroはFUJI ROCK FESTIVALなど数多くの大型フェスに出演、海外アーティストの来日サポートやクラブシーンでのライブなど、ジャンルレスに活動の場を広げる注目のバンド。また、ソロ活動では弾き語り及びDJも行っている。
田邊駿一(BLUE ENCOUNT)
熊本発、都内在住4人組エモーショナルギターロックバンド。熱く激しくオーディエンスと一体となる<熱血>なパフォーマンスがライブシーンで話題を呼び、2014年にメジャーデビューを果たす。これまでのワンマン公演は全てSOLD OUTという快進撃のなか、今年7月に満を持してファースト・アルバム『≒』をリリース。11月からは、これまでで最大規模となる全国ツアー<≒U>も控えた注目度マックスのベスト・ルーキー。
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