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2015/08/12

ザ・ウィークエンド 自身初の米ビルボード・シングル・チャート1位に、1Dの新曲は3位に初登場

 オーミの「チアリーダー」、5週目のNo.1獲得ならず。新たにザ・ウィークエンドの「キャント・フィール・マイ・フェイス」が首位に立った、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 ビデオのリリースを受け、ストリーミング回数のポイント上昇により、自身初のNo.1獲得となった、ザ・ウィークエンド。「キャント・フィール・マイ・フェイス」は、8月28日にリリースされる2ndアルバム『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』からの先行シングルで、アルバムリリースまでの2週間は、各メインラジオ局でのへヴィプッシュが予想されることから、3週間の首位マークはかたいのではないかと、予想する。

 昨年秋から今年初頭にかけてブレイクした、アリアナ・グランデとのデュエット曲「ラヴ・ミー・ハーダー」で初のTOP10入り(7位)を果たし、続けて、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の挿入歌「アーンド・イット」が最高位3位に到達するロングヒットを記録。そして、初夏から「ザ・ヒルズ」(今週11位)と「キャント・フィール・マイ・フェイス」をTOP10内に同時ランクインさせるという、目覚ましい活躍をみせている、ザ・ウィークエンド。9月1週目のアルバムチャートで首位デビューを果たすのは確約されたといった状況で、シングル・アルバムの2冠に輝くか…期待と同時に、その実現は極めて高いといえる。

 2位にダウンしたオーミの「チアリーダー」をはさみ、今週3位にデビューしたのは、ワン・ダイレクションの「ドラッグ・ミー・ダウン」。11月にリリース予定の5thアルバムからの先行シングルで、ここ最近、アーティストの間で主流になりつつある、事前告知ナシのサプライズ形態でリリースし、7月31日に解禁された後、82か国のiTunesチャートで首位デビュー、ツイッターのトレンド入りも果たすという、1週間ですさまじい記録を打ち出す好スタートをきった。

 今年はゼイン・マリクの脱退という衝撃のニュースが飛び込み、毎秋にリリースされるオリジナル・アルバムのリリースも危ぶまれるのではと、ファンの間でも心配が寄せられたが、これまで通り、夏に先行シングルがリリースされ、秋にはアルバムが発売されることが発表された。

 8月4日に、情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演し、メディアで初披露したことで話題が拡散し、さらにストリーミング・ポイントやデジタル・セールスも上昇中。これまでリリースしたシングルでは、2013年夏リリースの「ベスト・ソング・エヴァー」でマークした2位が、アメリカでの最高位記録。UKはじめ、ニュージーランドやアイルランドなどでは、先立ってNo.1を獲得していることから、この「ドラッグ・ミー・ダウン」で、1D初の全米首位獲得も、期待できそうなアクションをみせている。

 TOP10以下では、ラッパー、ドレイクの新曲「バック・トゥ・バック」が21位、「ホットライン・ブリング」が66位に、「チャージド・アップ」が78位と、3曲同時デビューを果たした。57位にランクインしている、ミーク・ミルの「R.I.C.O.」にもゲスト参加しているドレイクだが、そのミークとのツイッター上での罵り合いが話題となり、アンサーソングとして急遽リリースされたのが、この3曲。ツイートやストリーミング回数の上昇により一気にランクインを果たしたが、この3曲が今年リリースされるアルバムに収録されるかは、未定。

 Text: 本家 一成

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