2015/08/10
8月9日にデビュー20周年を迎えるglobeが、同日に新宿ステーションスクエアにて急遽デビュー20周年イベントを敢行した。
<globe、特に私の歌を待っていてくれている人には、ありがとうと思います>
当日朝に開催を発表した同イベントだが、灼熱の太陽に照らされながらもステージ前を埋め尽くすほどのオーディエンスが集結。globeの登場をまだかまだかと待っていると、客席後方のアルタヴィジョンに歴代のMVやライブ映像、そして現在くも膜下出血からのリハビリ中であるKEIKOの肉声&直筆メッセージが流れ出す。「みなさん、大変ごぶさたしています。globeのKEIKOです。globe、特に私の歌を待っていてくれている人には、ありがとうと思います。MARCにもありがとうと感謝しています。皆な、ありがとう」久しぶりに耳にするアノ声に耳を澄ませるオーディエンス。
<ここで最高な、小さな、愛のたっぷりある、20周年フェスをやります!>
そこへ満を持して小室哲哉&MARCが登場すると、MARCはDJミキサーやPCを駆使する方やラップも繰り広げ、小室哲哉はキーボード演奏するというスタイルで膨大な名曲群から「FACES PLACES」「FACE」「Wanna Be A Dreammaker」「Is this love」「Feel Like dance」の5曲をプレイ。肩を並べ、時に顔を近づけ何か伝え合ったり、小室哲哉が何かを言ってMARCが「え、それやるの?」みたいな様子で驚いたり(「Is this love」は当初の予定になかった)、実にフレンドリーなふたりの姿。そして、聴こえてくるKEIKOの歌声と共に老若男女のファンが歌い踊る光景は、胸に迫るものがあった。1曲目「FACES PLACES」の後、MARCが「今日は皆さん、暑い中ありがとう! globe、20周年を迎えました! 今日は感謝の気持ちを込めて、ここで最高な、小さな、愛のたっぷりある、20周年フェスをやります!」と語っていたが、その通りの光景が目前に広がっていた。
<20年前、20年前の今日、この曲でデビューしました!>
真夏にピッタリな「Is this love」から「Feel Like dance」へ曲を移行すると歓声が湧き上がり、MARCが大きな声で「20年前、20年前の今日、この曲でデビューしました! 20年後、今日、ここから新たなglobeは出発します! 一緒に盛り上がっていきましょう!」と叫べば、当然ながら巻き起こるシンガロング。そしてすべての曲をプレイし終えると、「今日はありがとうございましたー! 最高な20周年をスタートできます。これからも、ちょっとKEIKOちゃんが休んでいる間に、globe feat.Tetsuya Komuro&MARCでライブもやれば、新しいアルバムもリリース予定! なんと今年の秋にはglobeのトリビュートアルバムもリリース! あと「FACE」とか「DEPARTURES」とか有名な曲のプロモーションビデオがないんだよね、それも撮る予定!」と、今年のglobeは精力的に活動していくことを発表した。
<間違いなくKEIKOも喜んでいます!>
そして最後に感極まった様子の小室哲哉が「本当に、日本一暑い夏真っ只中、本当に集まってくれてありがとう! 間違いなくKEIKOも喜んでいます! ありがとう。これからも21年目まであと1年ありますんで、頑張りますんでよろしくお願いしますー!」と告げると、20周年の始まり、そして新たなglobeの出発を記念したフェスは終了。客席からは「ありがとう!」「おめでとう!」といった歓声がいつまでも鳴り止まず、あの衝撃のデビューから20年経った今もglobeは愛され続けていることを証明していた。
今後の3人の動向にもぜひ注目してほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
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