2015/07/30
人気コミック『ライチ☆光クラブ』の映画化が決定し、野村周平が主演することが分かった。
漫画家・古屋兎丸氏による原作で、少年たちの思春期の葛藤がテーマ。黒い煙と油に塗れた町”蛍光町”と、廃工場の秘密基地”光クラブ”を舞台に、大人になることを拒んだ9人の美しい少年たちの愛憎と裏切りの物語を、ダークな世界観で描く。
今回、発表された9人の少年たちを演じるメンバーは、野村をはじめ古川雄輝、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音という20代の若手俳優たち。内藤瑛亮監督は「キャラクターがもつ感情の核を体現してくれる俳優の方々に集まっていただきました」と述べている。
野村は「若手キャストやスタッフの全員の仲がよかったので、それがいい形で映画に現れていると思います」と現場での雰囲気を明かし、「とても刺激的な作品。 普段の生活をしていたら絶対に交わることがない世界が描かれているので、今まで体験したことがない経験が必ずできると思います」とコメントを寄せた。
「同世代の役者さんが多く、皆さんとのお芝居は刺激的で面白かったです」という古川も「原作ファンの方々、そして初めてご覧になる方々にも、映画化した『ライチ☆光クラブ』の独特な世界観を楽しんでいただきたいです」と述べた。間宮も「閉鎖的な街の中で、鋭角で狭い視野の中で、やみくもに自身にとっての光を探した少年たちの狂気じみた思春期をぜひ観てください。この作品に関われたことを深く感謝しています」と語っている。
「映画化にあたって、この作品がもつフィクション性の高い世界観を成立させることが一番の難問でしたが、スタッフの皆さんからの知恵を借り”蛍光町”という世界を構築できたと思っています」という内藤監督。独創的な世界観を実現させるべく、撮影は実存する廃工場で敢行されたという。劇中では少年同士の愛も描かれるが、内藤監督は「同士愛のシーンでは、昔読んだ『風と木の詩』を思い出しながら、歪んだ内面を抱えた者同士の哀しい繋がりであることを意識しました」と明かした。
映画は今冬、新宿バルト9ほかで全国ロードショー。
エンタメ OVO
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