2015/07/22 13:10
禁断のアイドルインタビュー雑誌『IDOL AND READ 004』。その発売記念イベントが、7月19日 バンドじゃないもん!恋汐りんごを迎え、越谷イオンレイクタウンにあるヴィレッジヴァンガード+PLUSにて行われた。
当日は満員の観客を前に、恋汐りんご、IDOL AND READ編集長 吉田幸司、そして音楽評論家 宗像明将の司会で始まった。登場するなり、恋汐りんごはお馴染みの自己紹介。
恋汐りんご:はわ~、いくよ~、汐りん(GO!GO!)恋するヒロインりんご色、しおに?恋しよ?(メロメロ~)、汐りんこと恋汐りんごです。今日は宜しくお願いいたしまる~、はわ~。※()は場内からの掛け声
宗像:今回の『IDOL AND READ 004』のインタビューは90分くらい話したんですが、汐りんが質問ひとつずつにしっかり言葉をかみしめながら答えてくれたのがすごく印象的でした。
恋汐:頭の中のことをすぐに言葉にするのが得意じゃなくて、文章を書くときとかすごい時間がかかるんです。だから訊かれてから、う~~んと、って考えながら話したので時間がかかったので申し訳ないなと。
宗像:今回驚いたのは、汐りんが何故「恋汐りんご」になったのか…、汐りんが汐りんであるという秘密を結構語ってくれたじゃないですか。文字にして一万字くらい。
恋汐:汐的には「恋汐りんご」というのは完璧でありたい人なので、ちょっと内側の部分を話すのは不安だったんですけど、みんなとその秘密を共有することで、もっと汐りんの事を気になって欲しいなと思って話しました。…内緒にしてね。
宗像:その割には全国の書店に並んでますが(笑)
続いて7月4日に行われたZepp Diver Cityでの「バンドじゃないもん!ワンマンライブ Vol.4」の話題に。
宗像:Zepp Diver Cityのキャパ2,000人が埋まってる光景を見てどうでした?
恋汐:すごかったです、あんなに人が集まっているのをステージから見るのは初めてで、それが汐たちバンもん!(バンドじゃないもん!)を観に来てくれてると思うと、ほんとにすごくて。今思うとみんながほんとうに頑張ってくれたというか、バンもん!だけじゃなく、もんスター(バンドじゃないもん!のファン)のみんなが一緒に、地道に宣伝をしてくれたり。あのZepp Diver Cityはバンもん!だけじゃなくもんスターと一緒に埋めた…って思います。
宗像:ライヴが決まってからのバンもん!の宣伝の仕方はドブ板選挙みたいでしたからね。僕がゆるめるモ!の赤坂BLITZを観に行ったらメンバーが見送りするんですけど、その手前でバンもん!のメンバーがチラシを配ってて(笑)
恋汐:会場の外で配ろうと思って行ったんですけど、外は禁止で、「ここで配ってください」って許可をいただいたのがそこだったんです。ゆるめるモ!のワンマンなのに、ちょっと申し訳ない気持ちになったんですけど、背に腹は代えられないと思って(笑)。
宗像:twitterとかblogで書くのはもちろんのこと、ライヴ一週間前にはスタッフもYouTubeにライヴ動画をアップしたり、総力戦でしたよね。
恋汐:一緒になってこんなに頑張ったのは初めてじゃないかっていうくらい。そんな中でいろいろあったなぁって思うんです。ずっと応援してくれてるもんスターの方もいるんですけど、中にはポジティヴじゃない意見もすごく多くて。
宗像:そういうのもあったんだ。
恋汐:そうなんですよ。「このままじゃダメだ」って。だから、もんスターとちゃんと一回意思の疎通をしなきゃダメだなと思って、2.5D(渋谷ライヴスペース)での話し合う会とか座談会とかを設けて。内心みんな「どうしよう」って思ってました。でもちゃんと意見を出してくれるもんスターもいっぱいいたり、プラスの意見だけじゃちゃんと前に進めないと思うから、話ができてよかったなぁと思ってます。
宗像:あの後すごい象徴的だったのが、もんスターの一部がちゃんと警察の許可をとって柏の駅前で宣伝をしてくれたこと。あれは2.5Dがなかったらあそこまでできてないので。だから本当にメンバーともんスターの総力戦だったと思いますよ。
そしてライブ当日、汐りん初のドラムに挑戦!
恋汐:「OVERTURE」が始まって幕が開く前、すごい歓声が聞こえてきたんですけど、「みんなすごい大きい声を出してくれて、…でも声だけだったらどうしよう」って。
宗像:幕が開くまでは落ち着かない。
恋汐:そわそわしてた。一曲目が「お姫様ごっこ」で、しおはセンターにいるフォーメーションだったので、映像を見ながら幕の後ろで涙ぐんでました。それで、幕が落ちてすぐ花道のところにあるメンバーそれぞれのアイテム、しおはあざらし(ぬいぐるみ)だったんですけど、それを取りに行って投げなきゃいけない!というのがあって、ちょっと障害物競走的な感じで(笑)。それで走っていったら人がうぁ~~って。
宗像:後ろまでびっしり埋まってましたからね。
恋汐:びっくりしました。
宗像:それで、あのライヴで一番驚いたのは、「UP↑ぷらいむ」で汐りんがドラムを叩いたこと。最初に流れた映像で汐りんが「ツインドラム、かっちゃん(金子沙織。初代メンバー)を見てていいなと思ってた」って言ってたけど、まさか叩くとは思ってなくて。
恋汐:練習は期間にしたらものすごく短かったんです。お家ではドラムがないから練習できないので、ノートにそれぞれのドラムの絵を描いたのを置いて、それを指で叩いてました、足もリズムを踏んで。それからスタジオに入ってみぃちゃん(鈴姫みさこ)に教えてもらったんです。でもみぃちゃんがちょっと来るのが遅れてたのでしおは独自の練習を、曲を聞いて鳴ってるっぽい所のドラムを叩いたんですけど、それが全然できなくて。
宗像:それは難しいですよ(笑)。
恋汐:でもみぃちゃんに教えてもらったら、わりとスムーズにできて楽しくなっちゃって(笑)。そのあとスタジオに2回くらい入りました。
宗像:それであそこまでできたのはすごいですね。
恋汐:みぃちゃんよりは簡単なフレーズを叩いてるんですけど、それだけじゃダメだなと。楽しそうに叩くとか、ちゃんとキメるところはキメるとか、ステージで見栄えのするパフォーマンスにしなきゃいけないと思って。しおは、みぃちゃんとかっちゃんがやってた叩きながらお互いに目配せをしてるのが好きなので、それをみぃちゃんとやりたいなって。
宗像:上手くできた?
恋汐:できました!叩いてるときみぃちゃんが見てくれて、それがうれしかった。「みぃちゃんとかっちゃんの二人のバンドじゃないもん!も、メンバーが増えて形態が変わってからのバンもん!もいいなぁ」って、もんスターに思ってもらえたらうれしいです。今のバンもん!が最強だと思いたいけれど、しおは前のバンもん!も好きです。
宗像:あの日、「君の笑顔で世界がやばい」の落ちサビを2回汐りんが歌ったじゃないですか、満を持して歌ったのはどうでした?
恋汐:ずっと歌えなかったのが歌えて嬉しいっていうのはもちろんあるし、同時に恋汐ふぁみり(汐りんのファン)も喜んでくれてると思うし、それをZepp Diver Cityっていう大きな会場でできて嬉しかったです。1回目と2回目で見えた景色も違ったんですよ。最初は花道に出ていかなかくて、2回目の最後のところではメンバーと打ち合わせはしてなかったんですけど、メンバーが高まって前に出て行ったので、しおも行っちゃえ!って前に出たらすごいみんなが近かった。
その後もフォーメーションなどの細かいリハーサルや、ステージでの配置や見せ方など、バンもん!を引っぱっていく! という汐りんの思いが語られた。
恋汐:ライブが終わってからファミリーのみんなから「ドラムがよかった」という感想をたくさんいただいたんです。今回のツアーでしおが自分のテーマにしてたのが、ダイナミックに体を使うことと、指の先までちゃんと使って集中した表現をするということで、それをblogに書いてたから、しおのパフォーマンスに注目してくれた方が多かったんだと思います。
宗像:それが伝わったと。
恋汐:あと、ライヴのときってしおはすごい汗をかくんですよ。そうすると前髪が分かれちゃうので、それがすごいイヤで。それで可愛くないのは完璧じゃないって思うから、「ライヴのときに可愛くなくてゴメンね」って言っちゃって。
宗像:前髪を後ろから留めておくのはどうですか?針金とか糊とかで(笑)。
恋汐:一応スプレーで固めてるんですけど
宗像:そこまでやって分かれちゃうのは、ライヴにそれだけ熱があったってことで。
恋汐:前髪が崩れない薬とか誰か開発してくれたらうれしいなぁ。一定時間汗をかかないとか、頭は汗をかかない薬とか(笑)
宗像:顔面から頭にかけて2時間くらい汗をかかない薬を恋汐ふぁみりは開発すると(笑)。もしかしたら医学系の開発者がいるかもしれないので。
吉田:すみません、そろそろ時間なので、最後は会場からの質問コーナーを。
宗像:突然のコーナーですが、では。
会場から:この夏の目標はなんですか?
恋汐:この夏はTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)とかサマソニ(SUMMER SONIC2015)とかに出るんですよ、そういうところで、バンドじゃないもん!をすごいアピールして、もんスターをたくさん増やしたいと思います。初めて見る人がいるところでライヴをやることが多いので、もんスターのみんなも初めて観た人がバンもん!を好きになるように一緒にライヴを作っていければいいなと思ってるので、よろしくお願いしまるね。
この後、会場に集まったもんスターへのサイン会が行われた。
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