2012/04/17
その名前とは裏腹に、フューチャーは決して新参者ではない。
TLC、アウトキャスト、グッディー・モブなどを手掛けたプロダクション・チーム、ダンジョン・ファミリーとオーカナイズド・ノイズの共同創始者、リコ・ウェイドの若い従兄弟でもある彼は、すでに9枚のミックステープをリリースしているほか、全米シングル・チャートで昨年TOP 10入りしたYCの「ラックス」にもコラボ参加したキャリアを持っている。
そんなフューチャーのメジャー・デビューとなるアルバム『プルート』は、もともと今年の初めに発売される予定だったが、ようやく4/17(火)にリリースされる運びとなった。ちなみにこの作品は、昨年7月にエピック・レコードの会長/最高経営責任者のポストにアントニオ・“L.A.”・リードが就いて以来、初めてリリースされるラップ・アルバムでもある。
25歳のフューチャーは、昨年秋にエピックとアーティスト契約を締結。リードのもとでレーベルの改革が行われるという節目で、彼にとっては絶好のメジャー・レーベルでのキャリア・スタートとなったわけで、「メジャー・レーベルと契約したからには、忘れ去られる存在になることは望まない。どこまでサポートしてもらえるか、それがカギだね」とコメントしている。
エピックでアーバン・ミュージック部門のエグゼクティヴ・バイス・プレジデントを務めるベニー・ポーは、「彼はダンジョン・ファミリーの神童だが、そういう後ろ盾をなくしても充分に個人としてスターになれる資質を備えている」と太鼓判を押す。
そんな期待を背負ったフューチャーは、その才能をアルバム『プルート』で我々に証明してくれるはずだ。
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