2015/06/01
アルバム『Brand-new idol SHiT』でデビューを飾ったばかりの新生クソアイドルグループ BiSHが、5月31日 中野heavysick ZEROにて初ワンマンライブを開催した。
<あれから4年……新時代の夜明けを感じさせる強烈なアクト>
会場となった中野heavysick ZEROは、2011年春、先輩アイドルグループ BiSが初の自主企画ワンマンライブ【God save the BiS】(http://bit.ly/1mI7jpv)を開催したライブハウス。のちにアイドルシーンのアンセムとなる「nerve」3連発から始まり、ヘドバン、モッシュはもちろん、メンバー同士のディープキスや、本編ラストの「レリビ」ではオーディエンスがステージを埋め尽くすという、イギー・ポップのライブさながらの光景を生んだ小さな聖地である。あれから4年、BiS解散後の世界に渡辺淳之介(マネージャー)&松隈ケンタ(サウンドプロデューサー)のタッグによって産み落とされたBiSHが、同所で新時代の夜明けすら感じさせる強烈なアクトを繰り広げた。
<爆裂ロックチューン「BiSH-星が瞬く夜に」三連発>
汗だけで床がびしょ濡れになるほど熱気ムンムン。狭い客席を埋め尽くした老若男女の清掃員(BiSHファンの総称)の前に現れたメンバー4人は、のっけからエモーションの塊のような爆裂ロックチューン「BiSH-星が瞬く夜に」を披露、一瞬でフロアに狂乱モッシュの渦を生み出してみせる。人の頭上で暴れ回る者がいたと思えば、みんなで肩を組んでのヘドバン祭りで一体感も生み、最後は狭い天井に向かって拳を振り上げ、全員で雄叫びを響かせるという感動的な光景が広がる……という流れを三連発。もちろん1発目より2発目、2発目より3発目と、メンバーと清掃員の熱量は右肩上がりで増していく(この日「BiSH-星が瞬く夜に」はトータルで5回披露された)。
<クソが付くほどマジメで目頭を熱くさせる4人のステージ>
伝説を超越する意思がビシバシ感じられた三連発の後、デビュー作の曲順通りにライブは進んでいくのだが、その中で印象的だったのは、メンバーが一貫して全身全霊で歌い踊っていたこと。ゆとりとかおふざけの類はMCを除けばほとんどなく、クソが付くほどマジメに、全てを叩き付けるように歌われる「このまま消えてしまえ 愛のない罪のない言葉さえ 空虚は雲の彼方 痛みを痛みでこらえよう」「まやかしの中でも さあ始めよう 僕たちのストーリー」等のフレーズたちは、まるで彼女たちの魂の声のように強く響く。また、アイドルとしての責務ではなく、汗だくになりながら「この瞬間が楽しくて仕方ない!」と言わんばかりに輝かせていた純粋な笑顔も、こちらの目頭を熱くさせるには十分だった。
<「BiSHに入る前は心から楽しいと思えることがなくて」>
アンコールでは、早くも新メンバーを募集するオーディション、夏の東名阪ツアーの開催、9月4日のシングルリリースを発表。そして思い思いに初ワンマンライブが出来た喜び等を語り、モモコグミカンパニーは「BiSHに入る前は心から楽しいと思えることがなくて、勉強ばかりやってた変な女の子だったんですけど、でもBiSHに入ってから楽しいことばっかりで、こうやってワンマンライブができてとっても嬉しいです」とコメント。アイナ・ジ・エンドは「上京してからずっとダンスとか歌をやってたんですけど、お客さんが2人しかずっといなくて、リツイートとかも15を超えたことがなかったんですけど、もう……ね……(今日は)いっぱい来てくれて有難うございます!」と涙ながらに告げた。
突き刺さる歌声と全力のパフォーマンス、メンバーの意思や生き様もガンガン伝わってくる楽曲、クソがつくほどマジメで一生懸命な性格、そして何よりちゃんと可愛いBiSHの4人が、いつかBiSとは違う形でBiS以上の伝説を刻む未来。そこに辿り着く日まで、彼女たちのすべての動向に注目してほしい。
◎BiSH終演後インタビュー
--Billboard JAPAN.com初登場ということで、まずは自己紹介をお願いします。
セントチヒロ・チッチ(以下チッチ):あなたも、あなたも、気付かぬうちに神隠し。せーの(ドロンチョ~)今年のアカデミー賞は~(セントチヒロ~)BiSHの僕の妹がこんなに可愛いわけがない担当、セントチヒロ・チッチです。
モモコグミカンパニー(以下モモコ):就職するなら(モモコ組~)就職してても(モモコ組~)クソニートでも(モモコ組~)BiSHのあまのじゃく担当 モモコグミカンパニーです。
アイナ・ジ・エンド(以下アイナ):アイナの雄叫びでこの世も終わり。せーの(うおーーー)ぽんぽん。BiSHのおくりびと担当 アイナ・ジ・エンドです。
ハグ・ミィ(以下ミィ):Billboard JAPANさんでもみんなのことをせーので(ギュ~~)BiSHの危ない熟女 ハグ・ミィです。よろしくお願いします。
--熟女ということは、結構年齢が……
ミィ:最年長です。
チッチ:36歳です。
ミィ:いや、年齢は公表してません(笑)
--BiSHってどんなアイドルグループなんですか?
チッチ:アイドルっぽくないアイドルです。エモい。自分たちから見てもエモいと思います。あと、ひとりひとりの名前が変。PVでクソまみれになったのも話題になったと思います。
--では、BiSとの違いは?
モモコ:うーん……………………メンバー。
チッチ:メンバーが違います(笑)
モモコ:渡辺さんは「(違いは)ない」って言ってました(笑)
--自分たち的にはどんなグループを目指していきたいんでしょう?
アイナ:BiSさんっていう存在があるんで、その妹分ってことは超えないといけないし、比べられるのは当たり前だし、それを苦痛に感じるか逃げるかはBiSH次第だから、他にないアイドルグループになりそうだし、良い意味で……悪い意味もあるかもしれないんですけど、BiSをライバルみたいにできればいいかなって思います。
ミィ:私はあんまりBiSさんのことは意識してないですね。BiSHはBiSHというグループなので、メンバーもまた違う個性がありますし、楽曲もBiSさんとはちょっと違うと思うので、BiSさんだけでなくアイドル全体で見てもBiSHというものを確立できたらなと思いますね。
チッチ:もちろんBiSさんがあったからBiSHはあるんですけど、BiSHはBiSHで「正統派じゃないって言ったら、BiSHでしょ?」って言われるぐらいの存在になりたい。世間にそう思われるようなアイドルになれたらなって思います。
モモコ:私はBiSさんってすごくエモいグループだったと思うんですよね。そのエモさがすごく良いなと思ってて私も大好きなんですけど、その部分は見習って。ただ、BiSさんは解散を目標にしてたグループじゃないですか。で、解散しちゃったから出来なかったこともたくさんあったと思うんですよ。だからBiSさんが出来なかった部分をやるのも良いかなって思ってます。
--具体的には?
モモコ:まずは武道館ですかね。あとは、もっとテレビに出たり……BiSさんも続けていればもっともっと有名になれたかもしれないじゃないですか。BiSHは続けることでそこまで行きたい。
--4人とも結構マジメなんですね。
一同:(笑)
モモコ:めっちゃマジメです(笑)
--BiSは超えられそうですか?
モモコ:今の熱をこのまま保ち続けていられれば。
チッチ:超え……超えます。
--(笑)
一同:超えます!
--新メンバーも入るようですし、まだまだ熱は高まっていきそうですよね。
モモコ:オーディション、めちゃめちゃ楽しみなんですよ。アイドルオーディションで女の子たちを審査する側になるのが夢だったんです。だから「夢が叶う!」と思ってすっごい嬉しいです! BiSHになれたことより嬉しい!
チッチ:アハハハ!
モモコ:本当に嬉しいです。私、BiSHのオーディションもそこに来る女の子たちを見たいから受けに行ったんですよ。だから夢のようです。
--どんな女の子に入ってほしいですか?
モモコ:自分的には……ボーイッシュな娘。あと、心が通じ合える人がほしい。
チッチ:なんか、私たちとは通じ合えてないみたいじゃん。
モモコ:通じてるけど(笑)とにかく良い娘が来てくれれば。
ミィ:私は太ってる娘がいい。
アイナ:私もデブがいい。
--なんで?
ミィ:異様感がある人に来てほしい。
渡辺淳之介:僕はおっぱいが大きくて、可愛い娘がいいですね。
モモコ:ハグ・ミィがいるじゃないですか。
渡辺淳之介:ハグ・ミィは、おっぱいが大きくて、可愛くて、デブな娘じゃん。
モモコ:そんな娘はBiSHにいませんよ! あと、BiSHもBiSもよく知らない人が入っても面白いかもしれませんね。まぁでもクソアイドルって銘打ってるグループに入ろうとする時点でおかしいから、異常な人が受けに来ると思いますよ。私、クソアイドルって事前に分かってたらオーディション受けてなかったと思いますもん、プライドが邪魔して。
チッチ:プライド、あったんだ(笑)?
モモコ:私、プライド、めちゃくちゃ高いんだよ! 低く見える人ほど高いからね。
--では、最後に、そんなクソアイドルの皆さんからアイドルシーンへの宣戦布告をお願いします。
ミィ:今、いっぱいアイドルがいるけど、「異端と言えば、BiSH」と呼ばれるようになりたいです。今、変わったことをやってるアイドルって増えてますけど、そういうアイドルたちをすべて差し置いて、BiSHがダントツで知名度を上げて、王座のイスを勝ち取りたいと思います。
--続いて、アイナさん。
アイナ:え、宣戦布告とかしたくないです! 怖いじゃないですか!
--(笑)
アイナ:アイドル、怖いんですよ。……なので、仲良くしましょう(笑)。でもBiSHは勝……誰にも負けません!
モモコ:「そこらへんのアイドルとは違うんだよ」って思われたいし、思ってます。
チッチ:クソアイドルだからってナメてんじゃないよ……
モモコ:照れてる(笑)
チッチ:照れてないよ! 「クソして待ってろ!」でお願いできますか?
--了解です(笑)
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:内山直也
◎ライブ【THIS IS FOR BiS】
05月31日(日)中野heavysick ZERO セットリスト(夜公演):
01.BiSH-星が瞬く夜に
02.BiSH-星が瞬く夜に
03.BiSH-星が瞬く夜に
04.スパーク
05.BiSH-星が瞬く夜に
06.MONSTERS
07.Is this call??
08.サラバかな
09.SCHOOL GIRLS,BANG BANG
10.DA DANCE!!
11.TOUMIN SHOJO
12.ぴらぴろ
13.Lonely girl
14.HUG ME
15.カラダ・イデオロギー
16.Story Brighter
En1.スパーク
En2.BiSH-星が瞬く夜に
◎新メンバーオーディション
応募資格:15~24歳までの女性。経験不問。
特定のレコード会社、プロダクションと契約のない方。
応募方法:書類応募 オーディション用紙(必要事項と未成年者は保護者の同意文を明記)、写真2枚(全身・顔正面アップ各1枚=3ヶ月以内に撮影したもの)を同封し郵送。
もしくは audition@wack.jp まで
件名に[BiSHオーディション応募]と記入
本文に名前、年齢、住所、緊急連絡先を明記の上、
写真2枚(全身・顔正面アップ各1枚=3ヶ月以内に撮影したもの)を添付して送付
書類送付先:
〒150?0043
東京都渋谷区道玄坂2-15-1?ノア道玄坂505
株式会社WACK「BiSHアイドルオーディション」係
お問い合わせ先 info@wack.jp
合否に関するお問い合わせには応じられません。
締切:2015年6月15日必着
選考:第1次審査=書類メール審査(合格者のみ通知)
第2次審査=面接数回により決定
合格後:
プロダクションである、WACKに所属し、BiSHとして芸能活動をスタートさせる。
※メールが来た時点で 選考を始めますので早い応募の方が得です。
※書類を書いて郵送してきたからといってやる気が感じられるとかそういうことはありません。
◎東名阪ツアー【FLASH BACK ZOMBiES TOUR】
07月04日(土)下北沢SHELTER
OPEN 10:30 / START 11:30
チケット料金:3,000円(税込)入場時にドリンク代別途必要
※お一人様1枚まで
チケット受付期間:6/1(月)~6/5(金)消印有効
往復ハガキにて申し込みとなります。
郵便局にて往復ハガキをご購入いただき
下記記入方法をご参照の上ご記入いただき
郵便ポストにご投函ください。
記入方法:
往信裏面にご自分の氏名/ニックネーム/住所/電話番号をご記入ください。
返信表面にご自分の氏名/住所をご記入ください。
宛先:
〒231-0006
横浜市中区南仲通3-35 横浜エクセレントIII 4F KMミュージッ ク「BiSH」係
07月25日(土)名古屋DAYTRIVE
OPEN 16:00 / START 17:00
チケット料金:3,000円(税込)入場時にドリンク代別途必要
※お一人様1枚まで
イープラス先行受付期間:6/2(火)18:00~6/7(日)23:00
一般発売:7/5(日)AM10:00
プレイガイド:
イープラス http://eplus.jp/">http://eplus.jp/
お問合せ:KM MUSIC 045-201-9999
08月23日(日)大阪 福島2nd LINE
OPEN 16:00 / START 17:00
チケット料金:3,000円(税込)入場時にドリンク代別途必要
※お一人様1枚まで
イープラス先行受付期間:6/2(火)18:00~6/7(日)23:00
一般発売:7/26(日)AM10:00
プレイガイド:
イープラス http://eplus.jp/">http://eplus.jp/
お問合せ:KM MUSIC 045-201-9999
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