2015/05/25
1990年代“ロックを基盤としながら、ロックと括るのが躊躇われる名状しがたい音楽”を指す用語として産声を上げたポストロックという音楽ジャンル。その歴史を総括した世界初のディスクガイド本『ポストロック・ディスク・ガイド』が5月30日に発売となる。
ひと口にポストロックと言ってもその内容は実に様々。トータスやジム・オルークに代表されるシカゴ音響派、轟音と静寂のコントラストを生み出すモグワイ~ゴッド・スピード・ユー・ブラック・エンペラーら、ハードコア・パンクはマス・ロックを経てバトルスを生み出し、シガー・ロスをはじめ北欧勢も活躍。また、ここ日本でも、独自の解釈のもとで進化・浸透し、MONO、envy、World's End Girlfriendなど無数の才能を輩出し続けている。
本書はそんなポストロックという音楽ジャンルの20年に及ぶ歴史をアーカイヴする一冊。6月下旬に来日を控えたアメリカン・フットボールの最新インタビューや、モグワイによるキャリア総括、先日惜しくもショップが閉店した<残響レコード>の歩みを振り返る最新取材や、クラムボンのミトとtoeの美濃隆章による特別対談なども収録され、単なるディスクガイドに留まらない幅広いコンテンツでポストロックの過去と現在をあぶり出す。もちろん肝心のディスク・レビューも600枚超が掲載予定となる。
◎商品情報
『ポストロック・ディスク・ガイド』
2015年5月30日(土)発売
監修:金子厚武
B5判/192頁/本体価格2,000円(tax out.)
ISBN:978-4-401-64143-7
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