2015/05/18
ラッパーのチンクス・ドラッグズ(Chinx Drugz)が5月17日、ニューヨークのクイーンズ地区で通りすがりの車から銃撃され死亡した。31歳だった。フレンチ・モンタナのレーベル、Coke Boys Recordsの一員だった同ラッパーの死に、ヒップホップ界が喪に服している。
代理人のシャネル・レイは声明で、「チンクスはこの業界が排出すべき、最も才能に溢れたプロフェッショナルで志の高いラッパーのひとりであり、そのうえ友人でもあった」と述べている。
チンクス殺害事件についての全容はまだ明らかになっていないが、米ゴシップ・サイト“TMZ”によると、警察は同日午前4時ごろ、車の中に同ラッパーともう一人の被害者を発見したとのことだ。胴体部を複数回撃たれていたという。
チンクスの死を受け、ミーク・ミルをはじめウィズ・カリファ、DJキャレド、タリブ・クウェリ、ファボラスなど、数えきれないほど大勢のヒップホップ・アーティスト達がソーシャルメディアで哀悼の言葉を捧げている。
ミーク・ミル:「俺がストリートで遊ばない理由はまさにこれなんだ……フレンチにとってのチンクスは、俺にとってのオメリーだ! オメリーと俺にとって真の人生は、どんなに金がかかろうがどんな状況だろうが、チンピラから足を洗う事だ! 若くして人生を失う必要なんてないんだ!!! 優位に立とうとして黒人が黒人を殺すのさ! 不良グループにいる人に対する愛はあるが、もうチンピラなんてまっぴらだ! 掟には賛同しないし、今になって俺自身クソったれのばか野郎だと思うことは、そんなものじゃ金儲けはできないって知ったことさ! こういうクソみたいな事件を知る度に俺の心は冷たくなるし、俺みたいな人間に対して冷たくされるようになるんだ! 死に行く未来を見るのはごめんだ!! チンクスよ、安らかに。お前がいなくてクソ寂しいぜ!!!!」
DJキャレド:「ご家族とチームに神のご加護を……チンクスは素晴らしいハートを持った良き男で、素晴らしい友人だ……チンクスと家族、そしてチームに愛をおくるよ。俺の兄弟に神のご加護を!」
タリブ・クウェリ:「ちくしょう。安らかに、チンクス・ドラッグズ。なんて良いヤツだったんだ。こんな風に若い命が奪われる暴力はこりごりだ。フレンチ・モンタナとそのファミリーに哀悼の意をおくります」
ファボラス:「冷たい世の中だ……。コートのジッパーを上げて、フードを被ろう……」
ウィズ・カリファ:「チンクスよ、安らかに。今日は親友とその家族のために余分に吸うよ」
ジューシー・J:「安らかに、チンクス」
キッド・インク:「俺がチンクスの街へ行くといつも、すげーリスペクトと愛を示してくれた……チンクスの家族へ祈りが届きますように」
レイクウォン:「素晴らしき兄弟よ。安らかに眠ってくれ」
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