2015/05/18 15:00
第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式招待されている『岸辺の旅』が現地時間5月17日に公式上映され、深津絵里と浅野忠信、黒沢清監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。
3年間失踪していた夫が突然家に帰ってきて、「俺、死んだよ。」と妻に告げる。そして「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ。」と夫に誘われるまま妻は“死んだ夫と旅をする”…。本作は湯本香樹実の同名小説を『トウキョウソナタ』の黒沢清監督が映画化し、夫に言えなかった“さよなら”を伝える旅路を描いた感動ラブストーリーだ。『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、『マイティ・ソー』など数々のハリウッド映画に出演する浅野忠信が夫婦を演じている。
カンヌ映画祭に現れた3人は本作正式上映終了後、5分以上にわたるスタンディングオベーションに感無量。さらに会場外にも多くの観客が3人を待ち受け、観客の大歓迎ぶりに3人は笑顔で応えた。初めてのカンヌを経験した深津は「たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました。作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした」と感動した様子。浅野も会場からの大きな拍手に感激し、「映画で描かれたひとつのすばらしい愛のかたちが伝わったかと思いました。多くの方に作品を気に入って頂けて、映画の愛が伝わったと感じました。」と手ごたえを感じようだ。
◎公開情報
『岸辺の旅』
2015年10月1日(木)より全国ロードショー
監督:黒沢清
出演:深津絵里、浅野忠信
原作:湯本香樹実『岸辺の旅』(文春文庫刊)
配給:ショウゲート
(C)2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
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