2015/05/17 11:00
5月18日付Billboard JAPAN週間セールスシングルチャート“Hot Singles Sales”では、V6の20周年記念シングル『Timeless』が1位を獲得。2位は、KARAの新体制になってから2枚目のシングル『サマー☆ジック/Sunshine Miracle/SUNNY DAYS』が入っている。そして、5位には、4月22日リリースにも関わらず、先週から順位を上げたBUMP OF CHICKEN『Hello,world! / コロニー』がランクインした。
SoundScan JapanによるCDシングル売上レポートデータを見てみると、5位のBUMP OF CHICKEN『Hello,world! / コロニー』は、先週1.1万枚を売上げた。その内訳としては、実店舗で9000枚、イーコマースで2000枚となっており、店舗での販売が多い。この傾向は、ロングセールスのタイトルに見られる特徴だ。
例を挙げると、5月18日付のBillboard JAPAN週間セールスアルバムチャート“Top Albums”で、2位のサザンオールスターズ『葡萄』は、3月31日リリース。先週1.6万枚を売上げ、このうち店舗でのセールスは 1.3万枚。4月8日リリースの福山雅治『魂リク』は、6位で売上げ5800枚のうち、4700枚が店舗販売によるものだ。
多くの場合、アーティストがCDをリリースすると、発売初週に店舗でもイーコマースでも大きく売り上げる。これはアーティストの既存ファンが発売後すぐに購入するためと予想できる。それ以降、セールスを伸ばし続けていくには、既存ファン以外にアプローチしていく必要がある。この為の手段として、店舗でのプロモーションは非常に重要な役割を担っていると考えられる。
店舗に足を運んでCDを購入する人は、店舗で新しい音楽と出会うことも期待している人であろう。目的のCDとは違うCDを購入するきっかけを作ることができるのが店舗販売の強みとも言える。店舗では、たくさんの人が様々なアーティストに興味を持ってもらおうと、目立つポップを作ったり、特集企画を展開したり、インストアイベントを行ったりする。そうすることでアーティストの新規ファンを獲得し、その結果、リリース初週以降も店舗でのセールスを積み上げることができるのではないだろうか。店舗でどうプロモーションをして販売を伸ばすかが、ロングセールスの重要な要素のひとつになっている可能性は高い。
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