2012/03/27
春に満開になるのは花だけではない。ビクトリー・ローズという意味のバンド名を持つアイスランドのシガー・ロスも5/29に6作目のスタジオ・アルバム『ヴァルタリ』をリリースする予定。『ヴァルタリ』は高評価を得たアルバム『残響』のリリース後、2008年に始まったバンドの「無期限休業」の終了を意味する。
他にもいくつかのプロジェクトが浮上して、5作目のアルバム以降の数年間、時間はあっと言う間に過ぎていったようだ。リード・シンガーのヨンシーは初のソロ・アルバム『ゴー』をレコーディングし、キーボーディストのキャータンは未発表の作品『クレド』に没頭していた。また、昨年9月にリリースされた彼らのロンドンのライブ・パフォーマンスのCD/DVDコレクションも忘れがたいものだった。
それでもゆっくりだが確実に『ヴァルタリ』(蒸気ローラーのこと)は形になっていった。ヨンシーとミキサーのアレックス・ソマーズによってプロデュースされた折衷的なアルバムには8曲のアンビエントな(発音のむずかしい)曲がフィーチャーされている。ひとつひとつの歌が独特のユニークなサウンドを持っている。シガー・ロスのこれまでの作品とは違って、あまりきちんと構築されてはおらず、曲によっては2005年のセッションから生まれたものもある。
ファンは間違いなくシガー・ロスの待望のアルバムを聞き逃したくないはずだ。1STシングルの「EKKI MUKK」は現在バンドのウェブサイト,misconfigurationでストリーミングされている。
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