2015/02/26
Perfume、OK GoなどのMVで話題の映像作家 関和亮初監督ドキュメンタリー映画『Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録』プレミア上映イベントが2月24日、渋谷WWWにて開催された。
不可思議/wonderboyは、LOW HIGH WHO? PRODUCTIONから3枚のアルバムをリリースし、谷川俊太郎から直接許諾を得て制作した楽曲「生きる」を発表するなど、ポエトリーラッパーとして活動していたが、2011年6月不慮の事故により急逝。今回は彼のファンであるクリエイター達が有志で集い、不可思議/wonderboyの足跡を追うミュージック・ドキュメンタリーを制作した。
<観音クリエイション/狐火/GOMESSらのライブも Paranelは涙ながらのMC>
そのプレミア上映イベントは、MOZ Records代表である観音クリエイション(feat.ぬくみりゑ)、ポエトリーラッパーの狐火によるライブに始まり、関和亮(Perfume、OK GoほかPV監督)、プロデューサー 草なぎ洋平(東京ピストル代表)、音響担当 澤井妙治(A&AD Black Pencilほか受賞多数)、撮影担当 松居大悟(『アフロ田中』監督)による舞台挨拶兼トークショーも行われ、関監督への花束贈呈には先日メジャーデビューを果たしたことでも話題のDAOKOが声での登場。コラボ曲「世界征服やめた」をBGMに、不可思議/wonderboy、そして映画へのメッセージを贈った。
約1時間の映画上映後、LOW HIGH WHO?代表のParanelが登場し、当初予定にはなかったMCを涙ながらに行い、続いてラッパーのGOMESSがライブを敢行。フリースタイルで衝撃的なアクトも繰り広げ、会場は不可思議/wonderboyへの想いと新生ラッパーへの熱狂でいっぱいになった。
<全国上映決定 各界の著名人からの応援メッセージも発表>
また、全国上映の告知も行われ、名古屋/大阪/東京4会場での上映が決定していることを発表。なお、これらの上映は全て製作委員会の呼びかけに応えた不可思議/wonderboyのファンが自発的に興行/配給を行うという、前代未聞の“配給・興行者募集型”での全国上映となる。
さらに、この日のイベントでは、各界の著名人からの応援メッセージも発表。きゃりーぱみゅぱみゅやSEKAI NO OWARIのツイートで話題となったり、つい先日は女優の筧美和子がSNSで本作品について言及している通り、彼が各界に与えた影響は看過できない。以下、各界著名人からの応援メッセージ。
「Pellicule」や「世界征服やめた」などを聞いて
こういう短編漫画が描けたらなってずっと思ってました
言葉が胸を強く打ちつけます
──阿部共実(マンガ家、《このマンガがすごい!2015年オンナ編》
第1位、《文化庁メディア芸術賞マンガ部門》新人賞受賞)
このコメントを書く為に送って貰ったDVD、
さっきから何度やっても読み込まない。
ガリガリとデッキからいかにも駄目そうな音がする。
何かに逆らうような、でも何かを信じてるような音が。
もしかしたら、こんな気持ちで音楽やっていたのかなと思う。
俺もそうだったから。
今はDVDどころか、映画館で流れるなんて。
エンドロールから始まるなんて格好良すぎる。
──尾崎世界観(クリープハイプ)
その音楽家が生命力を最大にして伝えられる手法は何か。
音楽は音源にして残すことができて、半永久的に「初めまして」し続けることができるね。
今になってwonderboyさんの音源が売れてるのがすてき□(□=ハート)
でも彼は、一度ライブを観るかどうかで音源の聞こえ方がガラッと変わってくるような、生粋のライブミュージシャンタイプだったんだろうな。
もう間に合わないけど、路上でもバーでも、彼のとんでもない生命力でビリビリしたかった。
もう間に合わないけど、それを知るために、音源だけでは全然足りないから、だから映像にまとめる必要があった。
全然足りなくてもさ。
──コムアイ(水曜日のカンパネラ)
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