2015/02/25
ポーランドのピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキの来日を記念し、2月20日に駐日ポーランド大使館にて、スペシャルトークセッションが開催された
ベルリンフィルハーモニー、カーネギホールといった世界屈指のコンサートホールで活躍をするアンデルシェフスキ。来日公演は実に4年ぶりだ。
スペシャルトークセッションの前半は、映像作家ブルーノ・モンサンジョン監督によるドキュメンタリー。シンフォニア・ヴァルソビアを弾き振りしながら演奏する様子が当時の客席の熱気とともに映し出された。
後半は音楽評論家の青澤隆明氏とともに、ポーランド人がもつ“スラブの国でありながらローマなどの影響を受けている多面性”についてや、ショパンやシマノフスキーらポーランド人作曲家などについて語られた。またファンからもいくつか質問が寄せられ、日本について「好きな食べ物はざるそば」や、「大きい街が好きなので、東京が好き」、「タイムマシーンがあればショパンに会いたい」など、コンサートでは見ることができない一面を覗かせた。
また、最後にピアノの演奏を通じて人々に伝えたいことは何かという質問について「私が最も価値ある演奏だと思うのは、自分の演奏を通して、昔に作られた作品がこの場で創造されているように作曲家それぞれの精神を伝えるということ。」と答えた。さらに「指揮者というのは、音が鳴る前にその音が何かというのを伝えるのが役目。どうしてこの音が生まれたのか、作曲家はどういうものを抱えて、なぜその音を書かなければいけなかったのかという、音符の前にあるものが重要だと思っているし、伝えていきたい。」と締めくくった。ピョートル・アンデルシェフスキのピアノ・リサイタルは2月25日東京オペラシティ コンサートホールにて開催される。
◎公演情報
【ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル】
2月25日(水)19:00開演/東京オペラシティ コンサートホール
2月27日(金)19:00開演/フィリアホール
◎リリース情報
【Bach:English Suites 3,1 and 5 / バッハ:イギリス組曲集~第3,1,5番】
2014/12/3 RELEASE
2,600円(plus tax)
WPCS-12882
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