2015/01/20
ミック・ジャガーが、亡き恋人でデザイナーのローレン・スコットを称えるために、服飾を学ぶ学生に与える奨学金制度を彼女の名前で設立した。
ジャガーの助成金は、2017年度まで毎年ロンドンの名門セントラル・セント・マーチンズ・デザイン・カレッジの修士課程の学生1名ずつに与えられ、授業料の全額と生活費の一部が免除される。独学でデザイナーになったスコットは学校に行かなかったが、同校で長く修士課程のディレクターを務めたルイース・ウィルソンと親しかった。
業界紙『ウィミンズ・ウェア・デイリー』によると、同校ファッション・コースのディレクター ファビオ・ピラスは、「こんなに多額の奨学金をいただき大変感謝しています。我校の学生たちは在学中講義を受けるために多くの犠牲を払い、実に勤勉に働いています。この課程がグローバルなファッション業界の将来に大きく貢献するものであると、つねに認識されていることを誇りに思います」と語った。
ローレン・スコットは洗練されたパーティ用ドレスのデザイナーで、アンジェリーナ・ジョリーやサラ・ジェシカ・パーカー等の大スターのドレスを手掛けていた。モデルからマドンナなどの服飾スタイリスト兼衣装デザイナーになり、その後2000年代半ばに自分の名前の高級ブランドを立ち上げた。2001年から交際するジャガーのツアー用衣装も手掛け、二人の交際は2014年3月に彼女が自殺するまで続いた。
突然の死の悲しみにくれるジャガーは、次のような声明を出していた。
「恋人であり親友だった彼女がなぜ、その人生をこんな悲しい方法で終わらせたのか未だに理解できない。我々は何年も一緒に素晴らしい時を過ごし、お互いの人生を良きものにしてきた。彼女には非常に存在感があり、その才能をとりわけ私は高く評価していた。人々の追悼の言葉や私が受け取った個人的な支援メッセージには胸を打たれた。決して彼女を忘れない。」
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