2015/01/14
映画『くちびるに歌を』の完成披露イベントが1月14日(水)に東京・イイノホールで行われ、主演の新垣結衣、監督の三木孝浩の他、作品に出演した合唱部のキャストが登壇した。
映画『くちびるに歌を』は全国学校音楽コンクールの課題曲となったアンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ~」のテレビドキュメンタリーをもとに中田永一が書き下ろした同名小説を原作とした作品で、撮影は五島を中心としたオール長崎行われた。2月28日(土)より全国公開を控える。
新垣は「完成した作品を観て1回目で“これは良い作品だ!”と思えました。早くみなさんに見て頂きたいです。」と映画の完成度に満足した様子。三木監督は「この日を迎えられてうれしい。今日も一緒にいるみんなと一生懸命丁寧丁寧に作った作品です。楽しんで頂けたら。」と完成から公開への喜びを語った。
完成した作品についての感想を求められた新垣は「観終わって監督に伝えたのは“気持ち良かったです”という言葉でした。清涼感というか、洗われるというか、ふわっとしていて。最初は客観的に見れないんですが、生徒たちが輝いていて、これから観ていただく方達には、私を通して15歳の時の自分を思い出してもらえたらと思いました。」と答え、ピアノ未経験ながらピアニスト役となり、特訓したという彼女は「ピアノに触ること、ピアノの前に座ることに慣れる所から始めたんですが、基礎練習をする時間もなくて…。ただ、ピアノへの憧れはあったので、役の気持ちには寄り添えたかなと思います。指導して下さった先生も、監督もサポートして下さって、合唱部のみんなもどんどん良くなっていくので、そこに刺激を受けてやらせてもらいました。」と続けた。
この日は合唱部のキャストから新垣に撮影中に伝えることが出来なかった気持ちがフリップにして伝えられた。佐野優斗から「好いちょっけんね」と五島弁で告白され新垣も「ありがとう」と優しく答えながらも、続く室井響の「合唱部男子部員の中なら誰がタイプ?」という質問には「君たちはそんなことばかり考えながら撮影してたのか!?誰とは選べませんね。まだまだ皆さん変化しますからこれからです。選べませーん。」と教師さながらの回答で会場を沸かせた。
完成披露イベントでは出演した合唱部のキャストが映画クライマックスを再現するように「手紙~拝啓 十五の君へ~」を合唱で披露。彼らはこのイベントを皮切りに北海道から鹿児島まで17都市をまわる“合唱キャラバン”を行う予定。合唱行脚に向かう教え子たちに向けて新垣は「撮影中も、完成した作品を観ても、私は皆さんの声に励まされ、心揺さぶられました。それを多くの方に届けてきて下さい。頑張れ!」とエールを贈った。
映画『くちびるに歌を』は2月28日(土)から全国公開。
◎映画公開情報
『くちびるに歌を』
2015年2月28日(土)全国ロードショー
info:http://kuchibiru.jp/
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