2011/12/13 00:00
ザ・ルーツは強力なテーマと物語的な方向性を持った新しい『アンダン』が、将来的にたんなるアルバム以上のものになることを願っている。
「間違いなく、映画的、あるいは劇場的な何かになるための設定なんだ」とルーツの共同設立者であるブラック・ソート(タリク・トロッター)は語る。作品の登場人物であるレッドフォード・スティーブンスは、あの世から見た目で自分の不毛な人生を振り返る。「これは演劇か、長編あるいは短編映画か、Iパッドのアプリとかになりうるよ。そういう可能性が存在するという考えがあったから、オレたちはアルバムにこのようなアプローチの仕方をしたのさ。音楽にそんなふうに展開できるオプションを与えたいんだ」
しかし、現在のところそうした話し合いはザ・ルーツの内輪にとどまっている。
「オレたちの間でずっと話し合ってきたんだ。だけど、まだ誰もオレたちに『このキャラクターを将来的に発展させてみたらどうだ?』とアプローチしてきた人はいないよ」
何かが決まるまでは、ザ・ルーツは今回コンセプチュアルな方向性を取ったということで満足している。
「オレたちのキャリアの現段階で、そろそろもうちょっと内容のあるものをやってみる頃だって気がしたんだ。架空の登場人物でもすごくリアルだ。これはオレたちにとってものすごくなじみ深い何かをドキュメントしてるのさ。オレたちが一緒に育ってきた人々、別れてしまった人々、刑務所に行ってしまった人々などをね」
「これは状況次第で誰にでも起こることなんだ。この登場人物の経験は誰にでも通じることなんだよ。こういったことを経験したり、こんな終わり方をするのはなにも悪い意図を持った悪人ばかりじゃないってことさ」
『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』のハウス・バンドとして忙しいザ・ルーツだが、いつかアルバムを丸ごと演奏するつもりでいる。「リンカーン・センターとか、カーネギー・ホールとかラジオ・シティとかでね。すごいことになるだろうよ」。12/6のリリース・パーティでグループは「いくつかの重要な歌をライブのフォーマットに変えて演奏した」という。
ところで、ザ・ルーツは共和党の大統領候補、ミシェル・バックマンが11/22に『レイト・ナイト』に出演したとき、登場時の音楽にフィッシュボーンの「ライン・アス・ビッチ」を演奏して議論を呼んだ。ブラックは意図していたメッセージが誤解されたことを残念に思っている。
「オレたちはあの歌を使ったことによる反響を十分に考えていなかったんだ。オレたちは『ライン(嘘をついている)』のことばかり考えていて『ビッチ(あばずれ)』なんてどうでも良かった。だけど、そんな言葉を使ったおかげで意図せずして『女嫌い』だと受けとめられてしまったんだ」
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