2014/12/26 11:00
通算350万枚突破!テイラー・スウィフトの『1989』が、再び首位に返り咲いた、2015年チャート初1月3日付アルバムチャート。
リリースから2か月が経過してもなお、40万枚近い週間セールスを記録している『1989』。2ndシングルとしてリリースされた「ブランク・スペース」とともに、再びシングル・アルバムの2冠に輝いた。その「ブランク・スペース」と11位にランクインしている「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」のポイントが、アルバムチャートに反映していることも、大ヒットに至っている要因だろう。
24万枚と高セールスをマークしたが、惜しくも2位デビューとなったのは、ニッキー・ミナージュの『ザ・ピンクプリント』。200万枚を突破したデビュー作『ピンク・フライデー』が首位発進となったが、今作では女王テイラー・スウィフトの勢いには及ばず、連続首位獲得とはならなかった。しかし、ラップチャート、R&Bチャートでは今作でも首位デビューを果たし、また、初動枚数としても、244,000枚という数字は高く、ニッキー自身の勢いが落ちたという結果ではない。先行シングル「アナコンダ」がスマッシュ・ヒットとなったことや、ビヨンセをゲストに迎えた新曲「フィーリング・マイセルフ」が今週のHOT100チャートで43位にデビューするという好調な出だしをみせていることからも、アルバムへの人気がうかがえる。
今年のクリスマス・アルバムとしては、一番人気のペンタトニックスによる『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』は、クリスマスウィークということもあり、週間で21万枚を売上げ、3位に停滞した。先週No.1デビューを果たした、ラッパーのJ・コールは4位にダウンしたものの、今週も135,000枚を獲得し、2週で50万枚に届くセールスを記録している。
続いて5位には、R&Bシンガーのディアンジェロによる14年ぶりの新作『ブラック・メサイア』が初登場した。No.1デビューを果たした『ヴードゥー』(2000年)から、これだけブランクがあるにもかかわらず、10万枚を突破してTOP5入りを果たすという、いまだ衰えない人気を証明。その音楽性もさらに磨きがかかり、ゲストにはQティップやケンドラ・フォスター(ファンカデリック)といったルーツに合うゲストが参加している。本作は黒人少年射殺事件を受けてリリースを繰り上げた。
6位のサム・スミス『イン・ザ・ロンリー・アワー』や、8位のエド・シーラン『x(マルティプライ)』など、第57回グラミー賞のノミネート作品が、これから更に売上げを伸ばしてくることが予想され、1月~2月にかけては、受賞作品やノミネート作品、パフォーマンスしたアーティストによるアルバムが、順位を伸ばしてくるかと予想される。
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