2011/12/01
ナッシュヴルの判事は、ティム・マッグロウとカーブ・レコードの間で勃発していた裁判について、マッグロウ側の言い分を認める判決を下した。
これはナッシュヴルの地元紙『NASHVILLE TENNESSEAN』が報じたもので、この判決によってマッグロウはカーブ・レコードの許諾を取ることなく、他のレコード会社のもとでレコーディングを行うことも、あるいは自らのレーベルの作品をレコーディングすることも自由に行えることになった。
カーブ・レコードはマッグロウがデビューからずっと所属してきた唯一のレコード会社だったが、彼の最新作『エモーショナル・トラフィック』がカーブでの最後の作品になるかどうかは、未だ明らかになっていない。ちなみにこの7月には、今回の訴えにおける損害賠償に関する裁判が行われることになっている。
今年の5/13、カーブ・レコードはマッグロウが同社と交わしたレコーディング契約に違反する行為をしたとして、デヴィッドソン郡衡平法裁判所に契約不履行の訴えを起こした。それを受け、今度は5/24にマッグロウのほうがカーブ・レコードを相手取り、アドヴァンスの支払いやレコーディング基金の払い戻し、複数の損害賠償などを求めて法廷で争うことを求めた反対訴訟を起こしていた。
またこの反対訴訟で、マッグロウは最新作『エモーショナル・トラフィック』をカーブ・レコードからの最後の作品とすることを求め、7/23を持って同レーベルを離れて自らのレコード会社あるいは他のレコード会社で自由にレコーディングできる状態になることを訴えていた。
マッグロウによると、この最新作は2009年~2010年にすでにレコーディングとマスタリングが完了していたにも関わらず、カーブ側はマッグロウをずっと手元に置くための手段として作品を温存し、“人質”状態にしていたとしている。また何枚もベスト・アルバムをリリースすることで、マッグロウを縛り付けていたともされている。
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