2014/11/20
スペースシャワーTVのライブイベント【スペースシャワー列伝100巻記念公演 ~第120巻 琴線の宴~】が11月19日(水)に東京・新宿LOFTで開催。tacica、GOOD ON THE REEL、The SALOVERS、赤色のグリッターら4組が熱演を繰り広げた。
最初に登場した赤色のグリッターは、佐藤リョウスケ(Vo/Gt)がスポットライトを一身に浴び歌い始めた「愛の舌打ち」で幕を開け、「指切りげんまん」、「小さな瞳」、「君に会いに行く」など、本イベント日にリリースした2ndミニアルバム『世界は赤色』からのナンバーをすらりと並べたセットリストでアクトを展開。フロアに哀しげに響く佐藤の歌声とセンセーショナルなバンド・グルーヴ、そして彼ららしい愛に満ちた歌詞が詰め込まれた楽曲の数々がオーディエンスの心に深く刻まれていく。クライマックスには、佐藤が「高校時代から作ってきた曲がやっと出せた。」と、言葉に詰まりながらもバンドの決意が詰め込まれていると語った『世界は赤色』の表題曲「世界は赤色」で締めくくった。
2番手で登場したThe SALOVERSは、スタートの「床には君のカーディガン」、「HOT HOT HOT」など、アップテンポなサウンドの中に見え隠れする、独自の観点から紡ぎだす切ない歌詞や鳴くようなギターフレーズがオーディエンスの心も体も揺さぶりフロアの熱気を上昇させていく。列伝初登場となった【第87巻 JAPAN TOUR 2012】に出演した際の苦い思い出も語りつつ、終盤には「サリンジャー」、「ディタラトウェンティ」と、彼らは物凄い熱を放ちながら、ラストの鉄板チューン「オールド台湾」で爆発的な熱狂を生み出していた。
続いて登場したGOOD ON THE REELは、「素晴らしき今日の始まり」でスタート。千野隆尋(Vo)が放つ、琴線をバチバチと刺激するようなワードがフロアを駆け巡り、いきなりオーディエンスの心を強く打つ。続く「ぼっち部屋のティティ」を経て、千野が「今日、嬉しいことがありました!6年前、初めてのPVを撮影してくれた学生スタッフの一人が、今日ここで撮影しています!」と笑顔で話し、会場から驚きの声と暖かな拍手が送られるシーンもあり、「2月のセプテンバー」、「ハッピーエンド」など、情感のこもったナンバーで終始フロアを魅了していた。
最後に登場するのは、現在ワンマンツアー真っ最中のtacicaだ。サポート・ドラマーを引き連れてゆっくりと姿をみせた彼らの幕開けは「HERO」。初っ端から、力強く疾走する分厚いグルーブはフロアに充満し、猪狩翔一(Vo/Gt)、小西悠太(Ba)は目を合わせながら、息を合せるように演奏していく。続く「vase」経て、猪狩がマイペースに話すMCでフロアには笑い声が溢れ、オーディエンスの一人がコンタクトレンズを紛失したことに気が付いた猪狩は演奏に移るのを躊躇っていたが、「大丈夫?演るよ?」と何度も問いかけ気遣う場面も挟みつつ、一度演奏に戻ってしまえば「ハイライト」、「メトロ」と、間髪入れず、容赦なしに熱狂を煽っていった。終盤にはしみじみとスペースシャワーTVへの感謝の気持ちを言葉にして「LEO」を披露。そして、オーディエンスの心を震わせ続けた本編のラストは、すごく大事な曲だと語った「DAN」を、アンコールでは「人鳥哀歌」を投下し、本イベントを壮大なフィナーレへと導いてくれた。
【スペースシャワー列伝】各公演の模様は全3回に分け放送。第2回目は11月27日(木)にスペースシャワーTVにて特別番組としてオンエア予定。なお、第100巻、第101巻、第102巻の模様は『スペースシャワー列伝100 Vol.1』として11月にリピート放送も実施される。
Photo by Kazumichi Kokei
◎番組放送情報
スペースシャワーTV『スペースシャワー列伝100 Vol.2』
<初回放送>
2014年11月27日(木)24:00~25:30
<リピート放送>
12月予定
スペースシャワーTV『スペースシャワー列伝100 Vol.1』
<リピート放送>
2014年11月2日(日)24:00~25:30
2014年11月6日(木)22:30~24:00
2014年11月22日(土)25:00~26:30
info:http://www.spaceshowertv.com/retsuden/100/
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