2011/11/11
11/9(水)の晩にラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテルで開催されたラテン・グラミーの授賞式で、コロンビアのスーパースター、シャキーラが“PERSON OF THE YEAR”に輝き、父親を始め多くのパフォーマーたちが見守る中で栄冠を手にした。
ラテン・グラミーの12年の歴史においておそらく最も多くの観衆を集めたと思われる今回の授賞式では、ブルーのドレスに身を包んだシャキーラが両親と共に登場。ステージに登場した多くのアーティストたちが彼女の曲をカバー・パフォーマンスする様子をじっと見守っていた。
最初に登場したのはナタリア・ヒメネスとアレハンドラ・グズマンで、2人はデュエットで「シエガ、ソルドムーダ」をカバーし、その後もピアニストのチェチェ・アレラ率いるハウス・バンドを従え、フランコ・デ・ヴィダ、ホルヘ・ドレクスラー、クリスティアン・カストロ、ヴィセンティコ、ヴィクター・マニュエラ、ホルヘ・セレドンなどが次々と現れ、シャキーラのナンバーをそれぞれのテイストでカバーした。
ソニー・ミュージックのラテン地区担当のトップを務めるアフォ・ヴェルデがプロデュースを手掛けたこの晩のパフォーマンスは、マニュエラ・アンド・セレドンとアコーディオン奏者ジミー・ザンブラノによるコラボレーションが最大の見せ場となった。しかしシャキーラの父親が登場し、娘を持つことの喜びを表現した歌を歌うと、エモーショナルな雰囲気が一気にヒートアップ。シャキーラ自身の目には涙が浮かび、オーディエンスも感動に包まれていた。
そして、ステージにはこの晩サプライズで登場したマーク・アンソニーが登場し、シャキーラに“PERSON OF THE YEAR”を授与するとともに、大きな賛辞を贈った。
授賞式の最後はシャキーラのパフォーマンスによって締めくくられたが、彼女はメジャーなラジオ・ヒットではなく故郷コロンビアの海岸へのオマージュとしてサルサ・ナンバー「エン・バランキージャ・メ・クエド(En Barranquilla Me Quedo)」を熱唱していた。
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