2011/10/25
ブラック・クロウズのギタリスト、リッチ・ロビンソンは、ソロ・アーティストになるのは二度目の方がいいと言っている。
兄のクリス・ロビンソンとドラマーのスティーヴ・ゴーマンと共に80年代半ばにアトランタでクロウズを結成したロビンソンは、クロウズの2001~2005年の最初の休業期間を利用してニュー・バンド、フッカー・ブラウンを試し、2004年にはソロ・アルバム『ペイパー』をリリースした。しかし、またクロウズが休業中なので新しいソロ作品『スルー・ア・クルーキッド・サン』を作ったのだという。
「このレコードを作るのはずっとラクだったよ。初めてのときは半狂乱だった。バンドが解散して、自分の居場所を見つけようとしてるみたいな感じで。今回は、エネルギーが素晴らしかった。一緒に仕事をしたメンバーも素晴らしかった。ストレスも全然なくて、流れるようにできたよ。流れるようなクリエイティブ体験で、それってしばらく体験したことのないものだったね」
レコーディングは1,2月に行なわれ、その前の6ヶ月間に曲が書かれた(フリートウッド・マックの「ステーション・マン」のカバーを除く)。今回はシンガーとしても作詞家としてももっと自信が出たとロビンソンは言う。
「自分の声や、それがどこに進むべきかがもうちょっとわかってきた感じだね。そういうコンセプトにもっとつながりを持てるようになった気がする。作詞の面ではもっと書けるようになったし」。二度目の結婚をして二人の息子が生まれたばかりだというポジティブさもプラスになったという。「そこから流れが生まれてきたんだと思う。人生に何があったとしても、そこにはまだ愛があり、家族があり、自分を支えてくれるものがあるんだ、っていう」
ロビンソンは11/19までアルバムをプロモートするツアー中だ。このアルバム以外にも彼はサンディ・トムなどのアーティストをプロデュースしている。一方、クロウズは次の活動について「あまり話し合っていない」そうなので、今の彼は自分の好きなことを思う存分にできて満足げだ。
「クロウズは素晴らしいし、人々に歓びを届けられる。だけど、その反面いろんな歴史や家族問題なんかが絡んでいて、いい面も悪い面もあるのさ。ソロはもっと気楽で、もっと楽観的になれるところなんだ。だから、これをずっと続けていけるように願っているのさ」
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