2011/10/18
セルフ・タイトルによるデビュー作をリリースしたイタリア出身の3人組ティーン・ヴォーカル・グループ、イル・ヴォーロにとって2011年は幸せな年になったが、そんな1年を締め括るべく彼らはクリスマス作品のリリース準備を進めているようだ。
3人はこの7月、フンベルト・ガティカとトニー・レニスのプロデューサーのもとレコーディングを行いクリスマスのEPを制作。11/21にデビュー作『イル・ディーヴォ』の“再パッケージ版”として、このEPを抱き合わせた形でリリースを行うとのことだ。またこのEPは、アメリカ国内では単独でデジタル・リリースもされるという。
そしてEPに収録されている曲は、「きよしこの夜」、「天使のパン」、『アメリカン・アイドル』出場者のピア・トスカーノをゲストに迎えた「ザ・クリスマス・ソング」、「ジングル・ベル・ロック」のメドレー、「レット・イット・スノウ!レット・イット・スノウ!レット・イット・スノウ!」、「イッツ・ザ・モスト・ワンダフル・タイム・オブ・ジ・イヤー」とのことだ。
3人の中でスピント・テナーを担当するピエロ・バローネは、Billboard.comの取材の中で「7月にクリスマス・ソングをレコーディングするなんて、すごく奇妙な感じだったよ。冷房の効いたスタジオの中で“ジングル・ベル、ジングル・ベル、ジングル・ベル・ロック”なんて歌ってるんだからね。ホント、可笑しかった」と振り返っている。
そんな彼らには、もう1つクリスマスの企画がある。それは10/27にDETROIT OPERA HOUSEで行われたライヴの模様が、PBSのコンサート・スペシャルとしてデトロイトのWTVSで12月に放送されるというもので、全国的には来年3月にオンエアされるという。
このスピント・テナーのピエロ・バローネ、バリトンのジアンルーカ・ジノーブル、リリック・テナーのイグナツィオ・ボスチェットの3人によるデビュー・アルバムは、アメリカおよび7つの国で初登場にしてTOP 10入りを果たし、ビルボード・クラシック・アルバム・チャートではNo.1を獲得するなど大きな支持を獲得している。また同アルバムのスペイン語ヴァージョンは、ラテン・ポップ・チャートでもNo.1を獲得し、バローネは「本当に素晴らしい滑り出しだと実感している。僕たちのコンサートに来ると、年輩の人たち、30代の以上の人たち、若い人たちなど、様々なファンがいることがわかると思う。それに女の子たちの数も凄くて、これには正直言って驚いてる。活動を始めた時、僕らの音楽を聴きに来るのは30代~40代の人たちばかりだと思っていたからね。だから若い世代が気に入ってくれるなんて、信じれない気分だったよ。だけどフタを開けてみたら、若い女の子たちはこういう音楽が好きなんだということが分かった。僕らの夢は、イタリアと僕ら自身、そして僕らの音楽を世界により広く知ってもらうことなんだ。だからファンが増えていることは、とても喜ばしいことだね」と語っている。
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