2011/10/07 00:00
90年代グランジのリバイバル・ブームに沸いている今、コートニー・ラヴにその心の内を聞いてみたいと思うのは当然の流れだろう。そして誰もが予想していたように、元ニルヴァーナのリーダーで自身の夫だった故・カート・コバーンについて、彼女は実に多くのことを口にした。
これは雑誌『ヴァニティ・フェア』の11月に掲載されたインタビュー記事で、夫のコバーンが1994年に自殺を図ったことに対して怒りを感じているかという質問を投げかけられたラヴは、お決まりのあけっぴろげな反応を見せ次のようにコメントしている。
「頭がヘンだって思われるだろうけど、もしカートが今ここに現れたら、私が殺してやりたい気分。(自殺なんかして)私たちをあんな目に合わせた彼を、生かしちゃおかない。まずはファックして、それから殺すわ。あの人は、過去に3度も自殺未遂をしたのよ!」
そしてコバーンのドラッグ摂取については、「少なくとも、5回は過剰摂取に陥ったわ。その度に、私はまるで救急救命士さながら彼を助けなければならなかった。常に“NARCAN”(ヘロイン中毒者を蘇生させるための薬)を持ち歩いていなければならなかったのよ!」
夫の自殺、そして約2年前に17歳の娘フランシス・ビーン・コバーンの親権を失い子育てにも失敗したことを嘆くラヴは、インタビューの中で彼女が“詐欺”と言及する金銭的な問題についても口を開いた。
これは夫がニルヴァーナで稼ぐことができたはずの金銭を指しており、ラヴは「銀行口座に残されたのは13万5,000ドルだった。でも関係者からは、『もしローラパルーザで演奏していたなら、(カートは)1,100万ドルは稼げたはずだ』と言われたわ。もし自分に5,400万ドルのお金が入ってくるとわかっていたら、カートは自殺なんてしなかったんじゃないかしら!」とコメントしている。
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