2014/09/25 14:33
各業界で話題騒然の最先端テクノロジー“オキュラスリフト”を用い、360度の映像世界を体感できるVR(バーチャルリアリティ)ミュージックビデオ『Dance In The Rain』の制作を発表した倖田來未。その作品がロンドンで開催されたアートフェス【TENT LONDON】にてデビューした。
天地左右360度に広がる映像のみならず、サウンドも立体音響を用いることで、視聴者を完全なる仮想現実世界へと誘う世界初のバーチャルリアリティミュージックビデオとなっている今作。来場したアートに敏感なロンドンっ子からも「Amazing!」「So excited!」といった歓声があがり、数ある展示物の中でも特に際立った盛り上がりを見せた。
体験者は、怪しいマスクマンに「オキュラスリフト」の装着を促される。すると同じマスクマンが“オキュラスリフト”のディスプレイ中の映像にも登場。彼らのリーダーとみえる倖田來未のナビゲーションのもと、非現実的であり、理想郷のような、言葉にならない美しい世界に誘われる。
ここ日本では、10月25日から開催される【TOKYO DESIGNERS WEEK】にて出展予定。なお、オフィシャルサイトでは、未発表の新曲「Dance In The Rain」の試聴もスタートしている。
◎YKBX(トータルディレクション)コメント
「オキュラスリフトを使ったミュージックビデオというのは、元々早い段階で作ってみたいと思っており、より肉体的・精神的に体感できる映像・音楽体験というのは、初音ミクのボーカロイドオペラTHE END以降、自然と構想として出てきたものです。実際にアーティストとタッグを組んで、更に海外のアートフェスからこういった新しい試みをローンチしていくというのは、現在の音楽シーンにおいてムーブメント的にも凄く新しいし、インパクトのあるものだと思っています。
倖田さん自身、とてもクリエイティブな感性が豊かな方。他に事例が無い内容で、新しい事が盛りだくさんの企画でしたが、何度もディスカッションしていく中で、アイデアや細かなディティールの部分などでも積極的に取り組んで頂き、とても良いクリエイティブを相互でできたのではと思います。それによって作品の強靭さがどんどん増していけた事がとても印象的でした。
音楽の楽しみ方というのは、人それぞれではあると思いますが、楽曲の持つパワーであったり思いや世界観というのは、テクノロジーを駆使する事で、作り手側の持つイマジネーションをより自由度を持って、強く届ける事ができると信じています。人間の持つ、感覚というのはまだまだ未知数の部分もありますが、未来に向けて新たな表現の枠を広げていければと強く思っています。」
◎イベント【TOKYO DESIGNERS WEEK】
10月25日~11月03日(月・祝)東京青山 神宮外苑絵画館前
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