2011/10/03
5年ぶりに子供向きでないアルバムをリリースしたあと、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツは次のプロジェクトでもその路線で行くことにしたようだ。
「僕たちが子供向けのことをまたやるか、ロックをやり続けるか、まだ定かじゃないんだ」とジョン・フランスバーグは言う。「ツアーが終えてすぐにやり出して、ロックものをずっとやり続けちゃうような気がするな。今はそれが僕たちを活気づけてるものだし、それを追いかけるのは重要だよ。また子供向けのものもやるのは間違いないけど、これは今いちばん実りの多い方向性に思えるんだ」
TMBGはすでにその道に突き進んでいる。フランスバーグは「おそらく、7月に出たグループの新作『ジョイン・アス』に入らなかった6曲ほどの質の違う曲があるし、ボツになりそうな曲もあるが、それで新作を作ることにはならないという。「そういった歌で何かが起こるとは思わない。僕らのやったすべてが聞かれなきゃならないわけじゃない。楽しければそれでいいんだ。最近は良くない音楽のアウトレットが出回りすぎだよ」
TMBGは子供のアルバムを2作(2008年のグラミー受賞アルバム『非ア・かム・ザ・123S』と2009年のグラミー・ノミネートアルバム『ヒア・カムズ・サイエンス』)出したあとに「大人」の音楽に戻って良かったと思っている。「“僕たちの基本に戻ったアルバム”をやるって計画した予定が
あったわけじゃない。ただ、僕たちのバンドにスポットライトを当てるようにしたかったんだ。僕たちはいつだってかなりぶっ飛んだバンドだからね。だから、『ジョイン・アス』の真髄はとにかくダイレクトさだと思う。作りすぎたところは全然なくてね。僕たちがおそらおく世間の反応にいちばんエキサイトしてるんじゃないかな。すでにすごい数が売れてるからね。前に出したアダルトアルバムよりずっと売れてるんだ。僕たちにも運が向いてきたってことじゃないかな」
TMBGのもうひとつの将来のプロジェクトは、子供のコンサートのためにグループが生み出した人形劇、アヴァターズ・オブ・セイによるフルスケールの活動だ。「人形をものすごくお攻撃的にしたり敵対心いっぱいにしたりするっていう誘惑は無視するには美味しすぎるね。アバターズ・オブ・ゼイの多くのエネルギーは、彼らがゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツを憎んでいるからなんだ。ライブの楽屋は大変なことになってるよ。今後は大人向けの人形劇なんてこともあるかもしれない。ほんとにイカレてるけど、僕たちの好奇心をそそるものであることは間違いないよ」
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