2014/09/22
平井堅が、10月14日よりスタートするNHKドラマ10『さよなら私』の主題歌を手掛けることが分かった。
『さよなら私』は、『若者のすべて』『最高の恋人』『ビーチボーイズ』『ちゅらさん』『最後から二番目の恋』といったヒットドラマを生み出してきた脚本家・岡田惠和による話題作。キャストには主演の永作博美をはじめ、石田ゆり子、藤木直人らを迎え、妻としての幸せ、女としての愛、女の友情を大胆かつ繊細に描き、本当の幸せとは何かを問いかける。
その主題歌となる「おんなじさみしさ」は、主人公と同世代にあたる平井堅自身が書き下ろし。女性の本音に迫るドラマに沿った巧みな心理・情景描写が心にしみわたり、少し痛いけど大事な爪痕を残すようなミディアムバラードに仕上がっている。なお、同曲のCDリリースについては未発表ながら、10月29日からは先行配信がスタートする。
◎平井堅のコメント
「平井さんなりのもう一つの物語を自由に書いて下さい。」これはプロデューサーの方から言われた言葉です。
今まで色々なドラマ、映画の主題歌を書かせて頂きましたが、実はこの言葉を言われたのは初めてで、正直「なんてありがたい」という気持ちと 「ハードル高いな」という気持ちの半々でした。(苦笑)
他人と自分を比較したり、過去と今を比較したり、私達はいつも植え付けられた尺度、自分で決め付けてしまった尺度に計られ、揺られて生きている気がします。純白な感情なんてない。嫉妬や羨望を内包しながらも、それでも人は人を求めずにはいられない。
寂しさの量は外側からは計れない。寂しさに優劣は無い。同じ寂しさを抱えている大切なあの人に会いに行く。その瞬間の風景を切り取って書きました。どんなに揺られても人生は進んで行く。トンネルもあれば陽だまりもある。この歌から、このドラマから何かを掴んで頂けると嬉しいです。
求める気持ちの裏側ならば、寂しさも悪くない。ですよね?
◎永作博美のコメント
何かテンポに逆らうように歌が進んでいくのが切なくて。こうやって生きて来たって思った。有難い事にまだ撮影中。気持ちに拍車がかかりそうです。そんな素敵な歌をありがとうございます。
◎NHKドラマ番組部チーフ・プロデューサー 菓子浩のコメント
『さよなら私』は、女性の本音に迫るドラマです。永作博美さんと石田ゆり子さんが演じる親友同士が、時に激しくぶつかり合い、時に優しくいたわり合い、心から相手のことを理解していきます。
この脆くて美しい世界を、力のある主題歌で束ねたい。必然的に平井堅さんの名前が浮かびました。最初にデモCDを聞いたとき、驚きと感動で鳥肌が立ちました。ドラマの後半でキーワードとなるセリフがそのまま歌詞に入っていたのです。
大まかな打合せはしましたが、平井さんはそのセリフを知らないはず。研ぎ澄まされた感覚が生んだ奇跡のシンクロだと思います。素晴らしい主題歌をありがとうございました。皆さんもぜひ、平井堅さんの透明感あふれる歌声に包まれながら、ドラマの余韻に浸って下さい。
◎ドラマ『さよなら私』
10月14日(火)~12月9日(火) (連続9回)
NHK総合テレビにて22:00~放送
出演 永作博美、石田ゆり子、佐藤仁美、谷村美月、りりィ、尾美としのり、藤木直人
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