2014/09/19
2004年8月21日 7万5千人のファンが集結した桜島オールナイトライブ。あの伝説から10年、2015年8月22日夜9時~23日朝6時にわたって【長渕剛 10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓】が開催される。
長渕剛は、9月18日 ホテルニューオータニにて「2015年夏開催イベント」記者発表を実施。富士山麓での10万人オールナイトライブの開催を発表し、各メディアの記者やカメラマンの度肝を抜いた。そして、フジテレビアナウンサー 笠井信輔の司会進行のもとこう語った。
<まだまだ勝った気がしない。死にたいほどに生きている実感を感じたい>
「桜島から10年経つんですけどね、あれから情熱が冷めないんですね! 桜島から10年経った今を考えますと、もう一度鼓舞して、日本のど真ん中、世界遺産と言われるところで、同じ国の人間がみんな集まって、夜を徹して、自然の中で虫の声を聞いたり、星降る空を眺めてみたり、牛や馬の生き物の匂いを嗅ぎながらですね、夜通し叫びたくなったんですね。そして「あぁ愛おしい! 生きてるって本当に愛おしいよね」っていう気持ちを共有してみたい。そういう風に強く想いましたね」
「勝った気がしない、いつまでも。やっぱり生きるっていうのは……きっと勝負しながら毎日を生きてるような気がするんですね。その中で自分なりに一生懸命一生懸命頑張ってやってるつもりなんですけど、まだまだ勝った気がしない。死にたいほどに生きている実感を感じたい。で、自分が命を懸けて何が出来るかなってふと思うんですね。そういう意味では、悲しい事件もありましたから。震災のこととか、負の遺産を抱きながら生きていかなきゃいけないこととか。そんなこともおそらく今回の富士に挑むきっかけになってるんじゃないかと思います」
<自分はそこでどうなってもいいっていう覚悟がありますから>
「富士は父性と母性のふたつがあるんですね。吸い込まれるような想いになる。だから自分の歌とみんなの魂の拳を富士に届けるぞと。そしてね、本当にね、海抜ゼロから登んなきゃって気持ちなんですよ。五合目ぐらいまで車で行って、そこからトボトボトボトボ山頂を目指すんじゃなくて、富士を目指すなら海抜ゼロからだ。というのは、自分が新人のつもりで新しいことにトライしていくんだ。そういう想いで、全くのゼロから、今日より富士一途で。富士の父、富士の母に向かって生きる訳です」
「(体力に対する懸念は)ないんですね。もういいと思ってますから、どうなっても。そういうこと考えてたら出来ませんよ。自分はそこでどうなってもいいっていう覚悟がありますから。そういった意味ではサッパリしてる」
<未だかつてないチャレンジであり、センセーションと言える>
今から10年前、7万5千人のファンと、桜島の向こう側から朝日を引きずり出した長渕剛だが、2015年の夏には富士山の向こう側から朝日を引きずり出せるのか。その光景は一体どんなものなのか。日本の音楽シーンにおいて未だかつてないチャレンジであり、センセーションと言える【長渕剛 10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓】。この公演に向け、テーマ曲も構想し、積極的に各メディアへも出演していくそうなので、今後の動向にぜひ注目してほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:山田準平
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