2014/09/05 11:00
アリアナ・グランデの『マイ・エヴリシング』が堂々のNo.1デビューを果たした、9月13日付アルバムチャート。
2位と10万枚以上の差をつけ、初動約17万枚を売上げNo.1を獲得した『マイ・エヴリシング』。先行シングルとしてリリースされた、「プロブレム」、「ブレイク・フリー」がどちらもTOP10入りする大ヒットに至ったことが、アルバムの大きなプロモーションにつながった。
アルバムは昨年にリリースされた『ユアーズ・トゥルーリー』に続く2作連続の首位獲得で、UKに続きジャパンチャートでも3位にデビューする大躍進、オーストラリアでは同首位を獲得した。初動枚数はその『ユアーズ・トゥルーリー』の48,000枚から10万枚以上上回り、アリアナがこの1年でいかにブレイクしたかを数字が現す結果となった。また、先日開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードでのパフォーマンスや、各メディアの多数出演と意欲的にプロモーションを行ったことも、No.1獲得の要因だろう。ジャパンチャートに関しても、来日効果が大きく影響している。
続いて2位にデビューしたのは、カントリーシンガーのブラッド・ペイズリー。本作『ムーンシャイン・イン・ザ・トランク』は約1年ぶり、10作目となるスタジオアルバムで、前作『ホイールハウス』に続いて4作連続の2位、カントリーチャートでは、2003年の3rdアルバム『マッド・オン・ザ・タイアーズ』から7作連続でNo.1デビューを果たす快挙を成し遂げている。また、UKカントリーチャートでも初の首位を獲得し、アメリカに留まらず、全世界で人気を誇るカントリーシンガーに成長した。
3位に登場したのは、R&Bシンガーのケム。本作『プロミス・トゥ・ラブ』は自身の4thアルバムで、2位を獲得した前作『インティマシー』に続いて3作連続のTOP10入り、R&Bチャートでは2ndアルバム『アルバムⅡ』に続く、2作目のNo.1獲得となった。本作も自身の強みを生かした色濃い作品に仕上がっている。
異例の大ヒットを記録している映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』サントラ盤も強く、未だ4位にランクイン中。そして『アナと雪の女王』にいたっては、登場40週目にして今週も3万枚を売上げ、7位にランクインする異例のロングヒットを記録している。世界の累計セールスは1000万枚突破なるか。
ヘヴィメタルバンド、アヴェンジド・セヴンフォールドの『ウェイキング・ザ・フォーレン』は22,000枚をセールスし、10位に初登場。本作は2003年にリリースした2ndアルバムの再発盤としてリリースされたもので、発売当初はランク圏外だったが、昨年首位を獲得した6thアルバム『ヘイル・トゥ・ザ・キング』の勢いにのせて、見事TOP10入りを果たす快挙を成し遂げている。
TOP10以下では、サウザンド・フット・クラッチの『オキシジェン』が11位に初登場。TOP10入りは逃したものの、前作『字・エンド・イズ・ウェア・ウィ・ビギン』の14位から順位をのばし、自身最高位を記録した。続いて17位には、50セント率いるGユニットのミニ・アルバム『ザ・ビューティー・オブ・インディペンデンス』が初動14,400枚を獲得して初登場。2008年にリリースした2ndアルバム『T.O.S』(4位)から約6年ぶりとなるアルバムで、プロデューサーにはハヴォックやロード・クエスト等が参加している。
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