2014/09/03
9月3日より約9年ぶりとなる全国ツアー【TOMOMI KAHARA CONCERT TOUR 2014~MEMORIES~】を開催する華原朋美。その前日、たましんRISURUホール(立川市市民会館)大ホールにて公開リハーサルを実施した。
<“私はもうこの世からいなくなりたい”と思っていた時期も>
この日の彼女は、まず会場に集まった各メディアによる囲み取材に対応。お約束となっている恋愛関係の質問に対しては、「(付き合いたい異性は)50代か60代。凄い経験をしている人じゃないと、私みたいな女は絶対ムリだと思うんですよ。30代の男性とか絶対ムリですね。離婚とかしている人じゃないと多分ムリです!」「もう芸能人は本当に嫌です。芸がない人がいいです(笑)!」としっかり笑いを誘いつつ、ツアーの意気込みについて訊ねられると「今年やっと全国ツアーに辿り着けたんですけど、振り返ってみると“私はもうこの世からいなくなりたい”と思っていた時期もあったんで、それがここまで来れたのは本当に皆さんのおかげだと思って、心から感謝しています。昔の私みたいにちょっと元気がない人がいたら(このコンサートを観てもらって)やる気をもう一度持ってもらいたい」と真剣に語った。
<挫折を知る人の、それでも歌を諦めなかった人のステージ>
その後、華原朋美本人による演出も組み込まれたというツアーの公開リハーサルを開始。小室哲哉プロデュース時代の名バラード「LOVE IS ALL MUSIC」を当時以上に強い情感でもって歌い上げれば、10月1日発売のアルバム『MEMORIES 2 ‐Kahara All Time Covers‐』から「ビリーヴ」、さらにはJUJU「やさしさで溢れるように」等のカバーも完全に自分の歌へと昇華し、人生が100%乗ったステージを披露する。挫折を知る人の、それでも歌を諦めなかった彼女のライブは強烈にエモーショナルで、それでいて優しく、「リハーサルでこの熱量なら本番は一体どうなってしまうのか?」と驚かせる内容であった。
本日3日からスタートする【TOMOMI KAHARA CONCERT TOUR 2014~MEMORIES~】は、華原朋美史上最も濃厚なアクトを堪能できる。ファンはもちろん、復活後の彼女の生歌を体感してない人はぜひ注目してほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
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