2014/08/29
「夏だ、海だ、ヒトミトイだ!w」クニモンド瀧口氏がそうつぶやいていたように、今や夏の風物詩のひとつとなった一十三十一のライブが8/27(水)ビルボードライブ大阪で行われた。
ライブ本編にさきがけて、新進気鋭のトラックメーカー/DJのAvec Avecが登場し、洋邦のメロウ・チューンをたくみに織り交ぜながらプレイし~Summer Night~への入り口に鮮やかな花を添えた。
そして期待とざわめき入り混じる客席が暗転し、オートクチュールで仕立てたという衣装を身にまとったメンバーがオン・ステージ。メンバーはノーナ・リーヴスから奥田健介(Guitar)と小松シゲル(Drums)が、加えて冨田謙(Keyboards)、南條レオ(Bass)、ヤマカミヒトミ(Saxophone, Flute)というテッパンの布陣だ。
一曲目の疾走感あるサマー・ブリージンなナンバーのイントロとともに一十三十一が登場、“媚薬ヴォイス”とも称されるその歌声が会場を包みオーディエンスはトリッピン・アウト。一曲目終わりのMCで早速飛び出した「アーバンしてね/////」というおなじみの呪文にかかった客席はどことなくアンニュイで思わせぶりな彼女のペースに引き込まれながら今夏、昨夏、一昨夏を彩ったナンバーを立て続けに堪能した。
そんな中今回のライブのスペシャルゲストとしてクレジットされているKashifが登場、本人が作、参加した楽曲たちが波打ち際のストーリーとともに蘇る。ツインギターとなったバンドのリズムはよりエッジが効いて色彩豊かになり、それに触発されるかの如く一十三十一の歌声もさらに艶っぽく変幻自在に揺らめきながら溶けあう。ライブならでは醍醐味だ。
夏のように足早に過ぎ去ろうとする今回の~Summer Night~も気づけば本編最後の曲に。前述のクニモンド瀧口がミッドサマーの≪灼熱≫を切り取った今夏の新曲が、バンドセットでグルーヴィーに演奏され会場もさらにヒート・アップするも一旦ここでオフ・ステージ。
熱気冷めやらぬ客席からのアンコールにこたえ本人&メンバーが再びステージに登場し、ホイチョイ三部作「波の数だけ抱きしめて」の挿入歌を切なくカヴァーしクール・ダウン。うつろな気持ちがこみ上げる晩夏の夜に胸がしめつけられた。
そして~Summer Night~の最後の最後は一十三十一のライブではお馴染みのパーティー・チューンを。少し恥じらいながら披露するお決まりの振り付けがキュートながらも妙にコケティッシュでオーディエンスの盛り上がりも最高潮に達し夏の夜を締めくくった。
そんな一十三十一のライブが東京でも楽しむことができる。日程はレイト・サマーな8/31(日)場所はビルボードライブ東京。今夏リリースした一十三十一の配信限定シングル3部作とともにこの夏を振り返り、アーバンに寄り添う最高のシチュエーションで一十三十一の~Summer Night~を堪能してほしい。
PHOTO by KENJU UYAMA
■LIVE
一十三十一 ~Summer Night~ Special Guest Kashif
ビルボードライブ大阪公演:2014.8.27(水)
ビルボードライブ東京公演:2014.8.31(日)
■RELEASE
一十三十一、夏の連続配信シングル
「時を止めて恋が踊る」(2014.08.27 iTunes限定配信)
「夏光線、キラッ。」(2014.08.13 iTunes限定配信)
「硝子のサマーホリデー」(2014.07.09 iTunes限定配信)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像