2014/08/17 13:00
三池崇史監督による人気イベント『大人だけの空間』が、8月12日にビルボードライブ東京で開催され、映画『喰女-クイメ-』に出演する市川海老蔵、柴咲コウ、三池崇史監督がトークショーを行った。
本作は、歌舞伎狂言『東海道四谷怪談』をテーマに、現実と芝居が交錯していくサスペンスホラー。市川海老蔵演じる俳優の長谷川浩介と、柴咲コウ演じる女優・後藤美雪は恋人どうし。舞台『真四谷怪談』でも共演を果たすが、共演女優との浮気を繰り返す浩介に対し、お岩を演じる美雪は嫉妬を募らせ、やがて舞台と現実の境界線を越えていく。
今回、初共演となった市川と柴咲だが、柴咲にとって市川は「こういう方がいると楽。思っているけど言えないことを言ってくれる。」だという。一方、市川は柴崎について「ひとつのことに向き合った時の集中が半端ない。」と話し、撮影の合間になると特殊メイクのまま寝ていることもあり、目覚めた時に片目が見えずに戸惑っていたという可愛らしい一面を明かした。三池は現場の雰囲気について「波長があっていましたよね。仲が良いというより、心地良く遠慮なくいられる現場。」と語った。またこのイベントでは、会場が普段ライブレストランとして使用されていることもあり、観客が食事をしながらトークショーと映画を楽しめ、「そっち側(客席)に行きたい」「楽しそう」と、市川と柴咲が本音を漏らす場面も。
三池は作品について「それぞれの登場人物の気持ちがよく理解してもらえる、人間の中の気持ちがストレートに出ている作品。」と紹介。柴咲は三池が描く世界に対し「綺麗ごとじゃなくて、でも悪も美しいと思わせる、相反するものなのにどっちにも共感してしまう力があるなと思います。」と語った。最後に市川は、「今年の夏、ちょっと遊びすぎなんじゃないかなっていう彼氏をお持ちの方は、前売り券を1枚送ってあげて、映画館から出てくる彼の瞳を見てください。そうすれば、その人が正しいのか正しくないのか、すぐ分かると思います。」とアドバイスし、会場を沸かせた。映画『喰女-クイメ-』は8月23日より、全国ロードショー。
photo(C) 2014「喰女-クイメ-」製作委員会
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