2011/09/01 00:00
プログレッシヴ・ロックの伝説的バンド、ラッシュが再び動き出した。「トム・ソーヤー」、「フライ・バイ・ナイト」、「ザ・スピリット・オブ・レディオ」などのヒットで知られるラッシュは、ロックをメインに展開するロードランナー・レコードからの忍耐強いアプローチを受けたのち、ようやく契約を締結する決断を下した。
ラッシュのマネージャー、レイ・ダニエルズは声明の中で、「ロードランナー側からの数年に及ぶアプローチの後、リプスキー・ミュージックの社長であるトム・リプスキーから契約を提示され、タイミング的にも適切だと判断した。我々が望んでいたのはロックにフォーカスしたレーベルだったので、ロードランナーはまさにピッタリの条件だった」とコメントしている。
1989年以降、アレックス・リフソン、ゲッディ・リー、ニール・ピアートはカナダの3人組バンド、ラッシュとしてデビュー作『プレスト』から2007年に全米アルバム・チャートで3位にニュー・エントリーを果たした最新作『スネイクス&マーキュリー』まで、合計6枚のアルバムをアトランティック・レコードからリリースしてきた。ちなみにアトランティックに移籍するまで、バンドはマーキュリー・レコードに所属していた。
そんな彼らは今回の移籍を受けて、来年には新たなフル・アルバム『クロックワーク・アンジェルス』をリリースする予定だ。実はアルバムからのリード・シングル「キャラヴァン」は2010年6月にすでにリリースされていたが、最近ようやく終了した“タイム・マシーン・ツアー”が大成功を収めていたために、アルバム自体のリリースがかなり遅れる格好となってしまったそうだ。
しかしその前に、ロードランナー移籍第1弾アルバムとしてはこの“タイム・マシーン・ツアー”からの音源をまとめたライヴ・アルバムをリリースする予定で、詳細はこの数週間以内にアナウンスされる見通しとのこと。
一方、本国カナダだけは引き続きアンセム/ユニヴァーサル・ミュージックからのリリースが継続されるという。
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