2014/07/30
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、ブラス関連が20枚中の4分の1を占める“ブラス・ウィーク”であった。初登場9位にチャートインしたのは、様々なアニメやゲーム音楽をブラス・アレンジした航空自衛隊航空中央音楽隊『田中公平 オン・ブラス!』。11位は、全日本吹奏楽コンクール高校の部で7回連続金賞を獲得し続けている精華女子高等学校吹奏楽部『熱血! ブラバン少女』が22回目のチャートイン。12、14、20位(同ポイントで20位は2作チャートイン)には『全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集』の4枚が一挙チャートインという結果になった。
1位は3週連続でデイヴィッド・ギャレット『愛と狂気のヴァイオリニスト』となった。デイヴィッド・ギャレットが主演・製作総指揮・音楽をつとめた映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』は、7月11日以降、全国順次ロードショーをスタートさせている。2位は松本清張原作の映画『砂の器』公開40周年を記念してライブ録音された『組曲「宿命」~映画「砂の器」公開40周年記念~』が、第3位には高嶋ちさ子『COLORS ~Best Selection~』が4週連続チャートインした。
4位は『Wii U版ドラゴンクエストX オリジナルサウンドトラック 東京都交響楽団』がチャートイン。2013年7月23日の発売以来、今回で30回目のチャートインとなった。『バージョン1 目覚めし五つの種族 オンライン』のために収録された、迫力のオーケストラサウンドはもちろん、シンセサイザーで収録された楽曲やMEまでも網羅したコンプリート版。ゲーム内の自分の家に飾れる家具アイテム「ハートのオルゴール」が購入者特典となっている。また8位には、ギタリスト南澤大介がドラゴンクエストの代表的な楽曲をソロ・ギターで綴ったアルバムが登場。すぎやまこういち監修/スクウェア・エニックス制作協力によるオフィシャル・スコア「ソロ・ギターで奏でる ドラゴンクエスト/ソロ・ギター・コレクションズ」と同内容となっている。
他、初登場10位に、ピアニスト内田光子が弾き振りした『モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番変ロ長調、ピアノ協奏曲第19番ヘ長調』がチャートイン。第1弾『ピアノ協奏曲第23番・第24番』がグラミー賞を受賞し、その後のシリーズも高い評価を得ている、内田光子とクリーヴランド管弦楽団によるモーツァルトのピアノコンチェルト・シリーズの第4弾である。ボストン・グローブ紙が「見事なまでに繊細で、透明感があり、本質をとらえている」と評した、美しいモーツァルトは必聴だ。 text:yokano
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