2014/07/17 11:00
アップルおよびホワイト・ホース・ピクチャーズは、ビートルズのキャリアの第1期(ツアー時代)をもとにしたドキュメンタリー映画の制作を発表した。
この映画は英リヴァプールのキャヴァーン・クラブや独ハンブルクでの仕事に精を出していた初期の時代から、1966年に米サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで行われた最後の公演までのビートルズの旅路に焦点を当てたものになる。また、この時期にファンが撮影したビートルズの映像や写真も使用される予定。ビートルズの映画としては1970年に公開された「レット・イット・ビー」以来となる。
映画監督は2001年の『ビューティフル・マインド』で第74回アカデミー賞監督賞・作品賞を受賞したロン・ハワード。ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ヨーコ・オノ・レノン、オリヴィア・ハリスンの全面的な協力の下で制作される。
監督のロン・ハワードはプレスリリースにて以下のように語っている。「1964年に世界を席巻した、4人の若者の驚くべき物語を描くこの映画で、アップルやホワイト・ホースのチームと仕事ができるのは、大いにワクワクすると同時に、とても名誉なことだと思っています。彼らが大衆文化や人々の人生におよぼした影響は、いくら強調してもし足りないでしょう」
ビートルズは1961年から62年にかけてイギリスの音楽シーンに華々しい登場を果たし、1963年の終わりごろにヨーロッパをツアーを開始した。しかしビートルズの人気を爆発させたのは、大々的に話題となった1964年2月9日のアメリカの『エド・サリヴァン・ショー』への出演だった。6月に入るとバンドは初のワールド・ツアーを開始し、以後2年間は過酷なスケジュールをこなしつづけた。ツアー活動を停止した1966年8月の時点で、バンドは世界中の15の国、90の都市で、166回のコンサートをおこなっていた。
映画はこのビートルズのツアー時代にフォーカスをあてたものであり、こうしたツアーに助長されて生まれた「ビートルマニア」と呼ばれる社会現象は、世界がそれまで、1度も目にしたことのなかったもので、文化のグローバル化がはじまるきっかけともなっている。
そのビートルズの「ツアー時代」に日本で発売された日本盤レコードを初CD化した最新作『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』は先月6月25日にリリースしている。
◎リリース情報
『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』
UICY-76429/33 14,000円(tax out.)
※5CDボックス・セット
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