2014/07/14 16:25
前田敦子や能年玲奈や新垣結衣に対して「処女なわけない!」と痛快に断言する楽曲や、ロキノン系を好きな彼氏に染まるダメ女の歌も話題。ガールズポップバンド界の異端児 ぽわんが、敬愛するBiS解散を経て完全覚醒した。
<BiSへの追悼の意を込めて「nerve」を披露>
異端児アイドルグループ BiSが横浜アリーナで解散(http://bit.ly/1qqUMcn)した翌日、7月9日に2ndアルバム『BLUE』をリリースし、アイドルの聖地として知られるアキバ☆ソフマップ1号店にて『BLUE』発売記念イベントを開催。BiSへの追悼の意を込めて「nerve」を披露し、BiS解散ライブの貧乏人チケット(2000円)より『BLUE』が安いことをネタに「ぽわんはちゃんと相手します!」と宣言した彼女たちだが、異端児イズム継承の覚悟を(勝手に)決めたことにより、12日の【TOKYO BOOTLEG CIRCUIT'14】でも大暴れ。
<メンバー4人それぞれにアイドル的自己紹介を導入>
客席後方から観客を掻き分けながらステージへ登場したぽわんは「おまえらもっと前に来いよ。ふざけんな!」と高圧的な態度を取りながらも、えげつないほどポップの限りを尽くしたコミカルキラーチューンの数々で会場を扇情。しかもこの日から、何故か『BLUE』がCDショップのアイドルコーナーに置かれている状況からか、メンバー4人それぞれにアイドル的自己紹介を導入。
戸田らら美(b)「最上もが? コショージメグミ? ううん、戸田らら美~。ぽわんのご奉仕担当、ららたんこと戸田らら美です!」
ヨシヤマモエ(vo,g)「ぽわんを牛耳る裏番長! 嫌われたっていいじゃなーい。ぽわんの総合演出担当、ヨシヤマモエです!」
神永ミサキ(key)「胸のカップは左からE、D、勃起ふぜーん! ぽわんの脱衣担当、堕天使こと神永ミサキです!」
マツナリナオキ(dr)「生まれは大分、育ちも大分、頑固一徹! 九州男児~。ぽわんの女装家担当、マツコことマツナリナオキです!」
<ぽわんが完全覚醒したことを証明するのに十分な光景>
なりふり構わぬ姿勢と絶妙のギャグセンスで笑いを誘い続け、最後は「胸の谷間を使って男を誘惑する女どもへ! ファックな気持ちを込めて!」と、百戦錬磨の「シャンパンチラリズム」を披露。マツコが拡声器を持って「谷間!」と連呼しながら客席へ突進すれば、ミサキも「朝から脱ぎまーす!」とビキニ姿になって客席へダイブ&サーフ! その熱量は凄まじく、観客もいつになく楽しげにはしゃぎ回り、ぽわんが完全覚醒したことを証明するのに十分な光景が広がっていた。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:内山直也
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