2014/07/04 17:17
東京バレエ団が、6月27日と28日にイタリア・ローマにて公演を行い、3か国3都市を巡る海外ツアーを成功のうちに終了、ツアー最終公演であるローマ・カラカラ野外劇場では、20世紀の巨匠振付家モーリス・ベジャールの『ギリシャの踊り』、『ドン・ジョヴァンニ』、『春の祭典』の3作品を上演した。
本公演はローマ歌劇場主催のフェスティバル「カラカラ祭(FESTIVAL DI CARACALLA 2014)」の一環として行われた。柄本弾、上野水香、吉岡美佳、梅澤紘貴、岸本秀雄、奈良春夏など東京バレエ団が誇るダンサー達が、遺跡を背景にした特設舞台にて踊りを披露。プログラムの最後を飾るベジャール振付の傑作『春の祭典』が終わるや否や、4000の客席を埋め尽くした観衆は一斉に拍手、口笛、足踏みと、怒涛の興奮状態で盛り上がり、公演の大成功を決定的に印象付けた。
創立50周年を迎えた東京バレエ団は、「東京バレエ団創立50周年記念シリーズ」を2013年12月にベジャール振付『ザ・カブキ』上演にて開幕。今後、8月下旬には「創立50周年記念祝祭ガラ公演」を開催し、東京バレエ団にゆかりの深い豪華ゲストが多数このガラに駆けつける。9月にはワシーリエフ振付「ドン・キホーテ」全幕公演、11月にはベジャール振付「第九交響曲」など、見逃せない公演が続く。海外ツアーで更に飛躍した東京バレエ団の活動に注目したい。
more info:チャイコフスキー記念 東京バレエ団 http://thetokyoballet.com
photo by Corrado Falsini
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