2011/08/10 00:00
SOMKEY ROBINSONがELLA FIZGERALDに初めて会ったのは今から50年ほど前のことで、彼女の素晴らしい人柄にすっかり魅了されて“僕のママ”と呼ぶほどだった。そして今、「僕は本当にELLAのことを愛していて、彼女も僕にとても優しかった」と振り返るROBINSONが、彼女の名前が冠についている賞を受賞することになった。
MOTOWN RECORDSの伝説的シンガーであるROBINSONは、SOCIETY OF SINGERS (SOS)主催の“第20回ELLA AWARDS”の受賞者に選ばれ、9/19にロサンゼルスのBEVERLY HILTON HOTELで開催される授賞式典に臨む。また、ROBINSONの長年にわたる友人ARETHA FRANKLINはSOSの“LEGEND AWARD”を、セッション/サウンドトラック・シンガーのSALLY STEVENSは“VOCAL AWARD”を受賞することになっている。ちなみに後者2つの賞は、今年で2度目の授賞となる。
今回の受賞を受け、ROBINSONはBillboard.comの取材に対して「本当に光栄に感じている。ELLA FIZGERALDとは、デトロイトで育った僕がまだ幼い日に、人生で初めて出会った人々のうちの1人だった。僕の2人の姉と母は音楽をやっていて、ELLAの曲はしょっちゅう演奏していた。だからELLAと実際に会った時は、本当に光栄だったし圧倒されてしまったんだ。でも彼女はとても優しくて、まるで僕の人生を知り尽くしているかのように接してくれた」と語っている。
また、FRANKLINと共に賞を受賞できることにも感激しているそうで、「ARETHAとは子供の頃からの知り合いなんだ。最近はしばらく会っていなかったので、セレモニーで顔を見られるのがとても楽しみだよ」とコメントしている。
“ELLA AWARD”は1989年に創設され、“音楽界において目覚しい功績をあげ、献身的な努力で地域社会や全世界の人々に恩恵を与えたエンターテイナー”を選出して賞を授与している。過去には、NATALIE COLE、GLADYS KNIGHT、JOHNNY MATHIS、ELTON JOHN、CELENE DION、TONY BENNETT、FRANK SINATRAなど、多くの名だたるアーティストが栄誉を手にしている。
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