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2014/06/20

イギー・アゼリア強し! 全米シングル・チャート4週目の1、2位独占

 イギー・アゼリアの「ファンシー」が、初のNo.1獲得から4週目の首位をマークした、6月28日HOT100チャート。

 公式サイトでの視聴回数が、間もなく1億回を突破する勢いをみせている、「ファンシー」。同時期にTOP10入りし、6月付チャートでは「ファンシー」と平行して2位にランクインし続けているアリアナ・グランデとの「プロブレム」の大ヒットを含め、イギー旋風が止まらない。そのイギーのパートナーを務めるチャーリー・XCXの「ブーン・クラップ」は、先週62位にデビューしてから急速にポイントを伸ばし、今週は29位まで浮上。TOP10入りも確実視されていて、チャーリーにとって2曲目のNo.1獲得なるか、こちらも注目が集まる。

 イギー・アゼリアとの2ショットがインスタグラムなどでも話題を呼んだ、ジェニファー・ロペスとピットブルによる「ウィー・アー・ワン (オーレ・オーラ)」は、59位に初登場。この曲は、日本時間6月13日に開幕した2014FIFAワールドカップの公式ソングとしてリリースされ、その開幕式でもブラジルカラーを纏った2人とクラウディア・レイテによるパフォーマンスが好評だったこともあり、高順位をマークした。この曲は未収録だが、ジェニファーの8枚目のスタジオ・アルバム『A.K.A』が17日にリリースされたばかりで、アルバムの大きなプロモーションにもつながったことで、次週のアルバムチャートで何位にデビューするか、期待が高まる。アルバムには、No.1を死守するイギー・アゼリアもゲスト参加している。

 夏に向けてエアプレイが好調のレゲエ・チューン、マジック!の「ルード」は先週の7位から3位にジャンプアップ、初のTOP3入りを果たした。また、こちらも夏のフロアを盛り上げてくれそうな、ジェイソン・デルーロ&スヌープ・ドッグの「ウィグル」も5位に停滞し、ポイントを伸ばしている。スヌープは今週、「江南スタイル」でブレイクしたPSYとのコラボシングル「ハングオーバー」も26位にランクインさせている。もともとストリーミング回数でチャートを賑わせたPSYだが、この曲も8日に公式サイトで公開されてから、1日で1000万回近い視聴回数を稼ぎ、10日で6000万回に到達する勢いをみせている。

 先週、初のTOP10を果たしたサム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」は今週も10位に停滞し、セールスやエアプレイ回数を伸ばしている。さらに、そのサム・スミスをフィーチャリングした、ディスクロージャーのシングル「ラッチ」が14位まで浮上。この曲は、約2年前の2012年にリリースされたナンバーで、UKではダンスチャートで2位まで上昇してから、徐々に米国でも人気が広まり、2年をかけてエレクトロ・チャートでは3位まで到達した。今年のはじめにはTV番組で披露したり、積極的にプロモーションを行っていることもそうだが、やはりサム・スミスのブレイクが引き金となったのだろう。

 約2年ぶりの新作となる『ザ・ピンク・プリント』を年内リリース予定のニッキー ・ミナージュ、アルバムからの先行シングル「ピルズ・アンド・ポーションズ」が、先週の43位から24位に上昇している。

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